【死んでもファン】ヘビメタ好きだった叔父の”本物の骨”をギターに!ミュージシャンのメタルすぎる試みが話題に

カルチャー

受け継がれるメタルの魂

亡くなった後、お墓に埋葬されるのが一般的だが、中には「海に撒いて欲しい」「骨をダイヤにして欲しい」といった遺言を残す人もいる。また、故人を偲んで変わったお葬式をするという人も。

そんな中、一人のメタルを愛する男が、亡くなった叔父の骨を驚きの形にしたという。

それがこちら。

なんと、叔父の骨をギターに!!

使われているのは、まごうことなき本物。叔父もまた、ヘビーメタルを心から愛していたという。メタラー冥利に尽きる死に方であろう。

この試みを行ったのは、アメリカ・フロリダ州タンパベイでミュージシャンとして活動するプリンス・ミッドナイト。彼の叔父は1996年、遠く離れたギリシャにてオートバイの事故で亡くなり、大学へ検体として寄贈された後、現地で埋葬されていた。

その後、20年以上の時を経てアメリカ国務省が掛け合い、叔父の骨の回収が完了した。そこでプリンス・ミッドナイト氏は、「これをギターにしよう」と考え出したのである。

ボディに使われたのは、首から肋骨、骨盤にかけての部位。保存状態のいい背骨には、ギターのネックとヘッドが装着された。

驚くべきところは、見掛け倒しではなくきちんと演奏できるところ。動画には実際に演奏する姿が映し出されていた。

これについて、米メディア「ハフィントンポスト」に対し、「最初私の母は、『これはまるで生贄のようで、悪魔の所業だ』と批判していました。ですが、私が『フィリップおじさんは誰よりもメタルヘッズだった。むしろどこにいるべきだと思う?地面の中か?それとも破砕機の中か?』と尋ねました。」と語る。

また、テレビ局「CBS」の取材でも「骸骨でできたギターで演奏するのはメタルだってことは言わなきゃならない」と答えていた。

この刺激的なニュースはメタラーの間で大絶賛されたあと、世界各国で報道。カナダやパキスタンなどでも大きく取り上げられていた。中には火葬が許されていないことからフェイクとして疑う人も多かったが、数ヶ月も前から宣伝や企画を練っていたことから本物であることが証明されている。

骸骨をギターにするのは膨大な手続きや試行錯誤は必要だ。だがそれを成し得たのは、彼の叔父とメタルへの愛あってこそである。

 

参照元:Tampa Bay TimesTwitterYoutube

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