凍った運河でアイススケート
今月に入り、ヨーロッパの国々は寒波に見舞われ、オランダ・アムステルダムの街でも至るところで凍結した運河を目にすることとなった。運河が凍ったのは3年ぶりとのことで、普段足を踏み入れることができない運河ではアイススケートを楽しむ人が続出したという。
だが、氷が薄かったせいか、多くの人が一気に押し寄せたためか、その結果こんな悲劇が起きてしまった。
This takes the Polar Bear club to another level. pic.twitter.com/pmN9PDNnqc
— Branford Marsalis (@bmarsalis) February 15, 2021
極寒のなかパンツ一丁でアイススケートを楽しんでいたこちらの男性は、氷に亀裂がはいったところへ顔面からドボン。
Ice skating in The Netherlands..
Part 2 ? pic.twitter.com/VUQemSf99n
— Buitengebieden (@buitengebieden_) February 12, 2021
勢いよく滑っていた男性が転倒したはずみで氷が割れ、横を滑っていた女性も巻き添えに。
A group of ice skaters were helped to safety by onlookers after they plunged into icy waters of a canal in Amsterdam pic.twitter.com/GkQ6opZvRe
— Reuters (@Reuters) February 16, 2021
そしてこちらでも、運河のなかへ落ちてしまった6名が救助されている動画が撮影されているのだ。
免疫システム強化のため?
地元では凍った運河でアイススケートをしないようにと警告がなされているというが、以前から氷水に体を浸すことで免疫システムが強化されるという「コールドセラピー」の理念を持つ人が多くいるようで、新型コロナの影響を受け屋内のプール施設などが閉鎖されている今、ここぞとばかりに好奇心を駆り立てられているのかもしれない、と専門家は話している。
とはいえ、そんな個人的主張を理由に運河に落ちてしまった人たちを救助する側はたまったものじゃないだろう。見ているだけでも痛くて寒い映像だが、これまでに怪我人が報告されていないのは不幸中の幸いである。