-40度の中ではわずかな距離でも危険!
日本は春の陽気が顔をのぞかせる一方で、欧州や北米には猛烈な寒波が押し寄せており、豪雪などの被害が深刻化している。
中でもカナダ・ブリティッシュコロンビア州では2月頭に-40度を記録するなど、恐ろしい寒さに。このような状況の下で、ここに住むある女性に悲劇が起きてしまった。
In Siberia they were called Подснежники or Spring flowers, because a lot of the frozen people would only be discovered after the thaw.
2月9日、ブリティッシュコロンビア州ドーソンクリークの警察は、日曜日の朝11時ごろに地元女性が屋外で死亡していたことを発表した。
女性は68歳で、死因は凍死。自宅までわずか数メートルというところで倒れていたという。
調べによるとその日、女性は前の日の晩に隣人宅を訪れ、飲み会を開いていたという。しばらく酒を楽しんだ後、酔った状態で日曜日の午前1時ごろに隣人宅を出た。
外に踏み出した瞬間、外気に命を奪われるとは思わなかったであろう。その日の地元の気温は-41.8度となっており、地元には警報が発令されていた。一歩でも外に出るのは危険な環境だったに違いない。
冬の気温があまり下がらない日本においても飲酒による凍死は毎年報告されている。厚生労働省e-ヘルスネットによると、飲酒をすると体表の血流が増加し、寒い場所に長時間いると血液が冷やされ低体温に陥りやすいという。