引き取られてから数週間の猫が家族を救う!
日常生活で起こりやすい危険な事故の原因といったら、ガス漏れ。一歩間違えれば命を失いかねないため、警報装置などで様々な対策が取られている。
今回、そんなガス漏れから家族を守った猫が大注目されている。
2月12日金曜日、米オレゴン州レイク・オスウィーゴにある住宅にて、ガス漏れが起こったというが、幸いにも誰も怪我することはなく、無事だったという。
ガス漏れに気付くサインとなったのは、ここで飼育されている三毛猫のリリー。彼女は何気なくリビングの暖炉のバルブの近くにいたというが、その日に限って、バルブの周辺を嫌がるようになっていたという。
いつもと様子がおかしいのを見て、飼い主のサンディ・マーティンさんはバルブの近くに鼻を近づけた。すると、ごくわずかに天然ガスの匂いが。
非常にかすかだったためにマーティンさんは自身の鼻を信用していなかったというが、旦那さんにも嗅いでもらったところ、やはりガスの匂いがするとの意見がでた。
旦那さんは近くのガス会社に電話をかけると、家中の電化製品を止め、ドアを開けるように指示を受けた。その日のオレゴン州は吹雪に見舞われ非常に寒かったそうだが、幸いにも20分でガス会社のスタッフが到着したという。
こうして行われた検査の結果、なんと本当にガス漏れが発生していたことが発覚。外にあるパイプが破損したためで、すぐに穴を塞ぎ、暖炉の扉を閉めてことなきを得た。もしここで火をつけてしまっていたら、爆発や火災を引き起こしていただろう。
ちなみにリリーは昨年に路上から拾われたばかりの猫で、まだ家族になったばかり。一家は彼女に対して多大な感謝をしているそう。この一件を機に、絆はより一層深まったに違いない。