【超目利き!】米コレクターがガレージセールで一目惚れした4000円の茶碗、実は3000万円以上の価値があった

アート

コレクターが一目惚れした茶碗、まさかの4000万円

不用品を家の裏で売るガレージセールはアメリカにおいて盛んだが、まさかそこから4000万円相当の美術品が発見されるなんて、一体誰が考えられただろうか。

購入したのは、アメリカ・コネチカット州北東部にある匿名の美術コレクター。

今年3月、彼はガレージセールを訪れ、お花のモチーフがあしらわれた陶器製のお茶碗を発見。価格はわずか4000円だったというが、その繊細な色合いになぜか強く心を奪われたそうで、その場で購入。

その後、何か高い価値を感じたのか、ニューヨーク・サザビーズにある陶磁器の専門家に鑑定を依頼。写真を送った後、オークションハウスに持参して細かいチェックを行ったという。

結果、1402年から1424年にかけて中国大陸を統治した、明王朝の3番目の皇帝「永楽帝」の宮殿のために作られた器であることが明らかになったのである。

オークションハウスで中国の美術品を取り扱うアンジェラ・マカティア氏は、AFP通信の取材において「世界で現存していると知られていた茶碗は6つだけです。」と語る。うち5つは美術館が所有しており、台湾に2つ、ロンドンに2つ、イラン・テヘランに1つ展示されている。

今回見つかった茶碗で、世界で7つ目となった。

茶碗は3月17日にオークションにかけられ、3000万円(30万ドル)から5000万円(50万ドル)の売り上げが見込まれている。

この貴重な茶碗が発見された経緯に関して、マカティア氏は「なぜ茶碗が中国からガレージセールに持ち込まれたのかは不明だ」と明かしている。

 

参照元:NDTVTwitter

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