不審者が路上で女性を襲ったら・・・
スコットランド・エジンバラにて、地元に住む女性がランニング中、マスクをした不審な男に腕を掴まれる事件が起こった。
だが犯人は、この女性の正体を知る由もなかったようだ・・・。
Natasha Baldwin, a former Perth Grammar student, was running on Lauriston Farm Road in the capital when she was grabbed by an unknown male who said “hello beautiful”.
被害を受けたのは、ナターシャ・ボールドウィンさん(30)。ご存知の方もいるだろうが、彼女は世界キックボクシング団体協会(WAKO)の選手権で優勝記録も持つキックボクサーである。
3月18日の朝10時ごろ、彼女は自宅から5分ほどの路上でランニングしていたというが、突如マスクをした謎の男が現れ、腕を掴まれたという。
彼女は振りほどこうとしたものの、男はしつこく掴んで放さなかった。ここで悪意があると考え、彼女は男の顔面にパンチを一発食らわせたのである。
また、男は再び腕を掴もうとしたが、ナターシャさんはさらにもう一撃。地面に倒れた隙を見て、彼女はすぐさま帰宅し、警察に通報した。
夫のケビンさんは娘づてにナターシャさんの様子がおかしいことを聞き、初めて事件を知ったという。英紙「Daily Record」の取材において、「ナターシャは非常に回復力があり、私が知っている中で最強の人です。しかし、起こったことにかなり動揺しています。」と心配している様子を見せていた。
ケビンさんは事件に関して強い怒りをみせており、「彼女がトレーニングを受けた人間でなかったらどうなっていたことか。またこの男が、他の女性の腕を掴んだら何が起こっていたかを考えると気が気ではない。」と明かす。
夫妻は複数の格闘技ジムを経営しているというが、今回の事件をきっかけに、近隣に住む女性を対象に無料の護身術クラスを開くことを考えているという。
「あなた自身や家族に事件が起こった時、目が覚めることでしょう。私たちは地域コミュニティを支援し、可能な限り安全にしたいと考えています」と最後に付け加えている。
地元当局によると、現在事件の捜査は進行中とのことで、犯人についての詳しい情報を募っている。
参照元:Daily Record、Facebook