【格差】チップがないと生きていけない。アメリカのバー店員が”月手取り1000円”の衝撃的な給与明細を晒す

カルチャー

アメリカのバーテンダーの基本給に衝撃

不景気のイメージがあまりないアメリカだが、想像を絶するほどの格差が存在する。特に飲食業は非常に賃金が安く、チップ文化が彼らの生活を支えているのだ

今回、その実情がわかる動画がTikTokにアップされており、アメリカ国内でも衝撃を覚える人が続出した。

それがこちら。

@f.aa.ded

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投稿したのは、テキサス州でバーテンダーとして働くTikTokユーザーf.aa.dedさん。彼女は今回の動画で、サービス業の低賃金問題とチップの関係について知ってもらおうと、給与明細を撮影した。

紙に記されているのは、9.28ドルの文字。日本円に換算して1017円だが、驚くことにこれは月70時間働いたことへの手取りである。

連邦税や社会保障費、メディケア費が差し引かれた後の金額とのことだが、時給20円にも満たないこの数字は信じがたい。

アメリカの労働省によると、サービス業の雇用主は、現金チップを合わせて時給795円(7.25ドル)になる場合、最低賃金は257円(2.35ドル)まで下げられるという労働法が多くの州で適用されている。

投稿主の女性は「チップをもらった従業員が、連邦の最低賃金以下のお金で雇われる法律が制定されているため、私たちはお客さんに余計にチップを払わせることになる」と、米Buzzfeedに語っていた。今回の動画によって、一般の人にチップの有用性を知って欲しかったと言う。

現在彼女はスポーツバーでバーテンとして働いているというが、全てのサービス業の労働者に”適切かつ一貫した賃金”が支払われることを望んでいる。

これを受け、サービス業で働いたことのない人の間では衝撃が走り、「知らせてくれてありがとう」と感謝の意が広がっていた。

これはどう見ても制度に問題があるようにしか思えないが、アメリカで旅行される際は、必ずチップを置くようにしてほしい。

 

参照元:TikTokFox5NY

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