小型犬だと思い込んで買ったのに・・・
海外のペットショップでは、品種を偽装して犬や猫を販売する悪質な店も多い。中でも、購入後の成長過程で品種偽装に気づくというパターンもある。
今回の女性も、その手口に引っかかってしまったことを購入から1年で気付いたという。
取り上げられたのは、イギリスの朝番組「This morning」のコーナー。タムワース在住だというティファニー・キングドンさんという女性は、番組内でミニコッカプーの愛犬・ウィニーを披露した。
ミニコッカプーとは、コッカースパニエルとミニチュアプードルを掛け合わせて生まれた品種で、成犬になっても8キロほどと小さめの犬である。
キングドンさんによると、購入した当時は生後11週で、体重は4.6キロほどだったそう。ミニコッカプーとして約30万円(2000ポンド)で購入したそう。犬を飼うための予算も考慮し、食事量の少ない小型犬を選んでいた。
ブリーダーは証明書類もしっかり揃えた上に、犬にはマイクロチップも埋め込まれており、きちんとしたショップのように見えたそうだ。
しかし、番組の画面に映っているのは明らかに大きなコッカプー。飼育し始めてから1年ほどだというが、すでに体重は32キロを超えているそう。今では餌もモリモリ食べるようになったため、飼育費もバカにならないのだとか。
ここで初めて、キングドンさんは騙されたと気付いた模様。どんどん大きくなるウィニーをフェイスブックでシェアしたところ、「こんなに大きいコッカプーを飼育してる人が他にいるか?」と言われたという。
ただ、愛犬を手放すつもりは毛頭ないよう。番組のインタビューでは「恋人と話し合って、最初は予算上小さな犬がいいと考えてたのに、この子はいっぱいご飯を食べるんです。でも、私は彼女を捨てるつもりはありません。」と伝えていた。
ウィニーの品種は、大きさからしてアイリッシュ・ドゥードゥルと考えられている。
ブリーダーに腹を立ててしまうのは仕方がないが、家族としてすっかり馴染んでしまったウィニー。出会いはどうであれ、全員幸せでなによりである。