トレッドミルにボールごと巻き込まれる
自宅にいながら運動ができるとして人気のある「トレッドミル」。家電量販店などでも子供が遊んでいる姿を目にすることもあるが、使用方法を間違ってしまうととんでもない危険が待ち受けているという。
4月17日、米国消費者製品安全委員会(CPSC)が公開したこちらの警告動画をご覧いただきたい。
動画のなかで安全性に問題があるとされているのは、米ペロトン社のトレッドミル「トレッド+(Tread+)」である。二人の子供たちが遊んでいるが、動画後半でボールで遊んでいた男児がボールごと機械の下に巻き込まれていってしまうのだ。
ペロトン社は誤解を招くと反論
これまでに「トレッド+(Tread+)」に関する事故は39件報告されており、そのなかには子供の死亡事故もあったという。半数以上である23件は子供が関与しているといい、今回CPSCが注意喚起を促すために動画を公開したとのことだ。
小さな子供やペットのいる家庭では「トレッド+(Tread+)」の使用を控えることを推奨しているものの、どうしてもトレッドミルを使用したいという場合は、鍵のかかった部屋で利用し、使用しないときはコンセントや安全キーを抜いておくことを強く訴えかけた。
これに対しペロトン社は「この映像公開は誤解を招くものでありミスリードである。機械から子供やペットを遠ざけ、使用しない時は電源を切っていればトレッドミルの使用をやめる理由はない。」と反論している。
コロナ禍において自宅でのエクササイズが主流となるなか、このトレッドミルもかなり売上を伸ばしているというが、小さなお子さんがいる家庭では細心の注意を払って使用するべきだろう。
参照元:YouTube、The guardian