ムキムキマッチョな魚が釣れるかも!?
edamame.ではこれまでに様々な食品トラックの横転事故をお届けしてきたが、今回の事故もまたかなり悲惨なようだ。
漏れ出したのは、なんと3万リットルにも及ぶ牛乳である。
When a milk tanker overturns in the river #llanwrda #wales #milk pic.twitter.com/vnyhr5FXBi
— May ??????? (@MayLewis19) April 14, 2021
4月7日(水)、英ウェールズにおいて、牛乳を積んだタンクローリーが横転。運転手は怪我をしていなかったというものの、積んでいた3万リットルの牛乳が大流出。
すぐ近くを流れていたデュライス川に流れ込み、川は一面真っ白になってしまったのである。
その様子は、まるでミルク寒天。ネット民はこれを見て、「カルシウムでムキムキマッチョになった魚が釣れそう」と茶化していた。
数時間後には徐々に色は薄くなったというが、地元環境団体「ナチュラル・リソーシーズ・ウェールズ(NRW)」によると、牛乳によって生態系が大きく影響を受ける可能性があるとのこと。その影響は、一般のヘドロの約7倍以上と考えられている。
BBCの取材を受けた専門家、ウィル・ミラード氏によると、「ミルクは私たちが日々飲む良性の物質だと思われがちですが、水路に入ると周辺数百キロに及び影響を与え、森を潰すことに相当します。」と語る。
また、牛乳の成分は魚が食べるプランクトンや、それに依存する植物、鳥など、複数の生態系に影響を与える可能性があるという。
今回の事態を受けミラード氏は、周辺に住んでいる人は川の様子に目を光らせ、死んだ魚を確認したら報告するよう呼びかけている。
NRWの科学者は報告を受けた後は、迅速に対応する方針を見せている。