服装を注意され抗議した結果…
4月30日、米オクラホマ州オクラホマシティにある、シックス・フラッグス運営のテーマパーク「フロンティア・シティ」を訪れていたのはコロラド州在住のベイリー・ブリードラヴさん。
家族で過ごす楽しい1日になるはずだったが、彼女の服装をきっかけに事態は急転。ブリードラヴさんが一連の出来事をFacebookに投稿すると、物議を醸すこととなった。
この日、ポケモンのTシャツにデニムのショートパンツを履いていたブリードラヴさんは、突然女性警備員に呼び止められた。そして、ショートパンツが短すぎるため、何かで覆うかパーク内にあるショップでボトムスを新たに購入するように告げられたという。
だが、警備員の言い分に納得のいかないブリードラヴさんは「不必要なものは購入したくない」と抗議。犯罪履歴の有無を確かめるため身分証明書の提示まで求められたというが、それも拒否した結果、今後5年間、同系列のテーマパークへの出入り禁止命令が出されてしまったのだという。
肌の露出ではなく行動が問題視された?
ブリードラヴさんは、5月2日になってFacebookを更新。一連の出来事を投稿しこのように述べている。
たった1枚のショートパンツのせいで、あわや刑務所に送られるところだったのです。私は自閉症で、警備員とうまく話すことができなかったのでボーイフレンドのもとへ行こうとしました。すると、警備員は私に怒鳴りちらしたのです。
今回の報道を受けパーク側は、適切な服装ではない人や他人が不快に感じるデザインや文言、刺青をしている人など、家族連れの来園者などへの影響を踏まえ規定のドレスコードをもうけているとコメント。
スポークスパーソンはブリードラヴさんが入園拒否となったのは「露出の激しい服装」を理由として挙げていたが、その後「ショートパンツが短すぎたから拒否されたのではなく警備員やスタッフに対する彼女の行動が問題視された」と付け加えている。
何事にもTPOは大切だが、ブリードラヴさんの服装が規定違反だったのであれば入園の際に注意することもできたはずだ。こういったケースでは互いが冷静に話すことが問題解決への近道となるだろうが、何よりも不憫なのは母親が逮捕されてしまうかもしれないという恐怖に包まれ、そばで泣きじゃくっていた娘さんだろう。
参照元:YouTube、New York Post