白人のマスクをかぶり犯行
今月はじめ、米ロサンゼルスのビバリーヒルズで住居侵入や強盗を30件以上繰り返していた男が逮捕された。
いずれも犯人として防犯カメラに映っていたのは白人の男だったにもかかわらず、逮捕されたのはイングルウッド在住の黒人の男、ロッキン・プロウェル容疑者(30)だったという。
一体なぜなのか。
Police thought it was odd that a burglar's mouth was always open when seen on video surveillance, they later learned he was wearing a mask. Now, Rockim Prowell, of Inglewood, has been linked to more than 30 burglaries across Los Angeles. https://t.co/BT1ReZsuJS
— FOX 11 Los Angeles (@FOXLA) May 8, 2021
実は、プロウェル容疑者は犯行の際には白人のマスクをかぶっていたのである。
「開いたままの口」が捜査の決め手に
警察は、プロウェル容疑者の車のなかから犯行の際に使用されていたとみられるマスクを発見。また、車両に取り付けられていたナンバープレートも盗んだものであることが明らかとなった。自宅からは複数点の盗難品も見つかり、今後さらに複数の事件の容疑者として問われることとなりそうだ。
今回捜査にあたったロサンゼルス警察によると、防犯カメラに捉えられた男の口が常に開いたままになっていることに違和感を覚えたという。そして、その理由がマスクをつけているからだと断定したのだ。
白人のマスクをかぶって眼鏡をかけることでまったくの別人になりきった容疑者だが、警察の目を欺くことはできなかった。プロウェル容疑者は複数の罪で起訴され、今月25日に出廷するとのことだ。