母の日に投稿した授乳写真が物議
各国において母の日は異なるが、日本やアメリカでは毎年5月の第2日曜日がそれにあたる。そんな5月9日に、スノボ五輪代表のトーラ・ブライト選手(34)が投稿した一枚の写真が物議を醸しているという。
(※写真右の矢印を押すと次の写真を見ることができます)
ネチズンの矛先が向かったのはインスタグラムに投稿された4枚目の写真である。母親となった喜びや全世界の母に向けたメッセージとともに、トップレスになったブライト選手が、屋外でヘッドスタンドのポーズをしたまま生後10ヶ月の長男フロー君に授乳する写真を投稿している。
これに対し「馬鹿げている」「非常識だ」「一体何を証明しようとしているのか」などといったコメントが寄せられたというのだ。
母親となり初めて迎える母の日
オーストラリア出身で米ユタ州ソルトレイクシティ在住のブライト選手は、2010年のバンクーバーオリンピックハーフパイプでは金メダル、2014年のソチオリンピックでは銀メダルを獲得、その他にもWinter X Gamesは何度もメダルを獲得しており、オーストラリアで最も成功した冬季オリンピック選手だとも言われている。
そんな彼女はスノーボーダーの男性と結婚し、2020年には第一子となる長男フロー君を出産した。つまり、今年の母の日は、ブライト選手が母親となって初めて迎える母の日だったのだ。
この投稿に心無いコメントが寄せられたことを悲しく思います。私のなかで母親という存在は互いを励まし合うものだと思っています。変化を受け入れ些細なことにも喜びを見出す、それが母性なのです。みんなそれぞれやり方は違いますが、それが正しいとか間違っているとかはありません。すべての母親を尊敬する、ただそれだけです。愛を必要とする母親すべてにあなたは一人でないということを知ってほしかったのです。
ブライト選手のこのメッセージに、ワンオペ育児をしている人、育児を頑張り過ぎている人、頼れる人が周りにいない人など、気持ちが救われたという人もいるのではないだろうか。母親に感謝の意を伝える母の日、厳しい意見だけを述べるよりも優しい言葉をかけてあげられる人になりたいものだ。