水の中で炎が燃える?
7月2日(金)、メキシコ南東部カンペチェの沖にある海底の石油パイプラインが破裂し、火災が発生した。
その様子が、まるで「炎の目のよう」と大きく話題になっている。
? Sobre el incendio registrado en aguas del Golfo de México, en la Sonda de Campeche, a unos metros de la plataforma Ku-Charly (dentro del Activo Integral de Producción Ku Maloob Zaap)
Tres barcos han apoyado para sofocar las llamas pic.twitter.com/thIOl8PLQo
— Manuel Lopez San Martin (@MLopezSanMartin) July 2, 2021
事故が起こったのは、メキシコ国営の石油企業「ペメックス」のパイプライン。1日に70万バレルを産出する「ク・マローブ・ザップ油田」に続いており、その生産量はメキシコで生産される石油の約40%を占めているという。
ところが今回、そのパイプラインがガス漏れを起こし、2日午前5時ごろに炎上。
海の真ん中でオレンジ色に燃え盛り、水に囲まれているにも関わらず消える様子は見られない。この光景はSNSで大きく拡散され、「(映画「ロード・オブ・ザ・リング」のワンシーンにたとえ)炎の目が発生した」「まさしく火の海」「現実とは思えない」といった驚きの声が多数寄せられていた。
その後、このパイプラインのバルブが閉められたことで、午前10時ごろに消火が完了。幸いにも負傷者は報告されていないという。
この事件について、ペメックスは「石油は漏れていない」とコメントしたが、では一体何が燃えていたのかは明らかになっていない。