進めねぇ!!スポンサーのトラックが道をせき止める
災難が続くフランスの自転車競技レース、「ツール・ド・フランス」。女がプラカードを掲げ衝突事故を起こし、多くの選手が怪我をしたことは記憶に新しい。これにより4名の選手が肋骨や腕を骨折するなど、史上最悪の規模の事故となった。
最悪の初日となった同レースだが、再び事件が起こってしまったという。
There is a truck stuck on the final climb:
Our osteopath Joe reported a problem on the Col de la Colombière. A truck got stuck and no one is able to pass.#TdF2021 pic.twitter.com/S3dhXUUXXa
— Israel Start-Up Nation / Israel Cycling Academy (@TeamIsraelSUN) July 3, 2021
現場となったのは、7月3日に行われたツール・ド・フランスのステージ8。山岳ステージであるコル・デ・ロムの道で、販売促進用のソーセージを積んだ大型トラックが立ち往生してしまったのである。
しかも、詰まってしまったのはゴールの手前から46km離れた地点。すでにレースはスタートしていたそうで、中断の危機に陥っていたという。
トラックの持ち主は、1997年から公式スポンサーとして参加している「コショノウ(Cochonou)」社。フランスのソーセージ&サラミメーカーだ。
この会社は毎年、レースの前に現場へ向かうスタッフや、観客で構成されたキャラバン隊を対象に飲食物やグッズ販売を行っている。こうした公式グッズもまたツール・ド・フランスの醍醐味なのだとか。
それらの運搬中に急カーブでトラックが動けなくなってしまった。これには後続は呆れ返っていたそうで、同社は思わぬ悪評をばらまいてしまったようだ。
その後、後続は道を引き返して谷に迂回し、目的地に到着。幸いにもレースに影響は出なかったため、運営より処分はくだらなかったそうだ。
参照元:Cycling Tips、Twitter