笑い話とは真逆の恐ろしい出来事
edamame.ではこれまでに、海に漂着していたマネキンを死体だと勘違いして通報してしまった・・・などという笑い話は数多くお届けしてきた。
だが、今回はそれとは真逆。遺体がマネキンに間違えられ、警察のゴミ箱に捨てられてしまうという悲惨な出来事がカナダで起こってしまったのである。
« Je suis pas mal abasourdi par la nouvelle. Et je peux vous dire que toute mon équipe […] y compris les intervenants…
ICI Estrieさんの投稿 2021年7月29日木曜日
事件が報じられたのは、カナダ・ケベック州シャーブルック。7月22日、シャーブルック警察の職員が「工場の近くにある森から煙がでている」という通報を受け、現場に駆けつけた。
通報したのは工場に勤務している3名の従業員だというが、現場で出会った目撃者は「マネキンのようなものが森の角で燃えている」と述べていたという。これをうけ、警官はマネキンだと思い込んだのだろう。
マネキンとおぼしき物体は回収が難しい場所にあったため、消防隊が呼ばれ拾い上げられたとのこと。その後、その物体は警察署にあるゴミ箱に捨てられたという。
ところがその日の2時15分ごろ、地元に住む男性から「妻がいなくなった」と失踪届が出され、警察が捜索を開始。失踪した女性の携帯の電話番号から位置情報の特定を行った。
すると驚くことに、GPSは警察のゴミ箱を指し示した。警官がもう一度マネキンと判断した物体を取り出し、午後6時40分ごろに検死が行われたところ、それが失踪した女性の焼死体であったことが発覚したのである。
シャーブルック警察当局はこの不祥事を重く受け止めており、「捜査に関与したチームを含める全て警官がショックを受けている。」「私はこの事件を解明したいと取り組んでいますが、事件は個人的に、控えめに言っても珍しく、そして衝撃的です。」と述べている。
また、事件に関する全ての情報についても調査が進められていると発表。事件の解明を急いでおり、現状では詳しいことは答えられないと、地元紙「Radio-Canada」に語っている。
通報をした発見現場近くの工場従業員には、現在心理的なケアが行われているという。
参照元:Radio-Canada、Facebook