アメリカから支給された食事がこんだけ!?
8月中旬、アフガニスタンの首都カブールが武装勢力タリバンによって攻め落とされ、現在、多くの市民が安全を求め国外に脱出している。
今回紹介する難民の男性が到着したのは、アメリカ・テキサス州エルパソにある難民施設。だが、そこで配られた食事についてツイッターでつぶやいたところ、なぜか炎上してしまったらしい。
Not complaining but this is what I got last night for dinner and the next meal is 12 hours later. Refugee life might be safe but never easy & favorable. Fort bliss El Paso Texas. #AfghanRefugees #afghanistan pic.twitter.com/2X7eP8Uwa0
— Hamed Ahmadi (@ahmadihamed_) September 2, 2021
食事の内容は、チキンの切れ端と、カットされた果物のみ。いくら困窮しているといっても、これだけでは到底足りそうもない。
投稿したのは難民のハメド・アフマディさん(28)。写真には、「文句はいえないけど、これが昨晩の食事で食べたものだ。この次の食事は12時間後だった。」というツイートも添えられていた。
すると、多くのアメリカ在住のユーザーから批判が殺到。「感謝しろ」「アフガニスタンに帰れ」「謙虚になりなさい。私も難民だが、受け入れてくれた国には一生感謝するつもり」などと厳しいコメントが寄せられていた。
アフマディさんはこの批判について、米紙「Independent」の取材に対し「ツイートの字数制限がなければ、もっとしっかり説明ができたことでしょう。これが難民の生活であると伝えたかっただけです。そして、私たちはもっと辛抱する必要があると言いたかったのです。」と答えた。
彼は翻訳者で、ネット上ではブロガーとしても活動していた。アフガニスタンでも比較的裕福な暮らしをしていたというが、タリバン攻勢により7月に兄が死亡しており、妹も新型コロナウイルスにより亡くなっている。他の家族は今でもアフガニスタンに残っているが、隠れながらの生活を余儀なくされているという。