規定のスカートを着用しなかった理由
今月、欧米諸国では新学期が始まったが、イングランド中部にある小さな都市レスターの学校に通うシャイラ・ジョンソンさん(12)は規定の制服で登校しなかったところ、教室から締め出されてしまったという。
そして、この学校側の対応をシャイラさんの両親は批判し、差別だと声を挙げた。
Mum & Dad accuse Leicester school of discrimination as their daughter is placed in isolation after arriving to school in the incorrect style of skirt. https://t.co/h2z9GBzKoE
— Metro (@MetroUK) September 6, 2021
シャイラさんが規定のプリーツスカートを履けなかったのには理由があったという。ヒップが大きくウエストが細い彼女の体型に合うものが見つからなかったのだ。
母親のデイジーさんによると、いくつもの小売店へ足を運びあらゆるプリーツスカートを試着してみたというが、どれもシャイラさんの体型に合わなかったのだという。そして、シャイラさんの体型に合う無地のスカートを見つけたが、それには規定のプリーツがついておらず、そのため教室に入れてもらえなかったというのだ。
学校側はあらゆる提案をしたとコメント
これに対して校長のウィル・ティース氏は、スカートにアジャスターをつけて調整したり、規定のスカートを店に持ち込んで自分のサイズに仕立て直してもらうことも提案したというが、双方の間で解決策とはならなかったという。
シャイラさんは、12歳という年頃もありこの夏に身体が急成長したようで、学校側のこの対応に深く傷つき、また新学期に入ってすでに2つのテストを受けられなかったそうだ。シャイラさんの両親は、今回の件は校則を故意に破ったのではなく、その他の選択肢がなかったのだと主張している。
この学校には1500人の生徒がおり、皆が規定の制服を着用していることからこのような判断を下したのだろうが、双方が歩み寄り、1日も早く彼女を学校に戻れるようにしてあげることが最優先事項であることは間違いだろう。