ひき逃げされるも病院に搬送
テクノロジーは日々進歩を遂げているが、このたび、シンガポールでひき逃げされた男性の命を救ったのが『アップルウォッチ』だったことで世界中から驚きの声が起きている。
先月、シンガポールの公道をバイクで走行していたムハンマド・フィトリさん(24)はミニバンと衝突。バイクごと転倒し、すさまじい衝撃を受けたフィトリさんがそのまま意識を失っていくなか、ミニバンは走り去っていってしまったのだ。
事故にあった時間帯は人通りも少なく、ひき逃げされてしまったフィトリさんがどうなってしまったのか気になるところだが、ここで彼が装着していたアップルウォッチが活躍することとなった。
Guy in Singapore fell off his bike after being hit by a van. Lost consciousness. His Apple Watch detected a hard fall & immediately sent a message to his emergency contacts including his girlfriend. The watch also called for an ambulance. https://t.co/a63W7uYo4h pic.twitter.com/iWhUGD049U
— 𝗔𝘆𝘀𝗵𝗮 𝗥𝗶𝗱𝘇𝘂𝗮𝗻 (@ayshardzn) September 29, 2021
装着者が激しい転倒をしたことを検出する転倒検出機能がオンになっていたため、フィトリさんが設定していた緊急連絡先に通知が入ったのである。また、同時に救急車も要請されていたため、フィトリさんはすぐに病院に搬送され一命を取り留めた。
アップルウォッチの機能に驚き
通知を受け取ったガールフレンドや家族は、フィトリさんの身に何かが起きたことを瞬時にして把握することができたというが、のちにこれらの対応が現場に居合わせた人ではなくアップルウォッチのおかげだったことがわかり驚きを隠せなかったようだ。
当然ながら、少しの衝撃などにも反応して緊急サービスに連絡が入ってしまわないか心配する声もあるだろう。だが、「私は大丈夫」と書かれたボタンを押すか、右上に表示されるデジタルクラウンを押すことによって緊急サービスに連絡するのを止めることもできるという。今回のニュースを受け、アップルウォッチの需要が高まるかもしれないですね。