腹部がぽっこりした理由は巨大腫瘍
米テキサス州ダラス在住のアマンダ・シャウルツさん(29)は、昨年から体重が増えはじめたためにダイエットに励んでいたという。しかし、奇妙なことに体重は減ってはきたものの、なぜかお腹まわりだけがぽっこりと膨らんでいた。
そんな異変に気付き、今年2月にはかかりつけ医のもとで健康診断を受けたという。だが、血液検査で特に異常はみられなかったアマンダさんは、腹部を細くするためにグルテンや肉食を断つなど様々なダイエット方法を取り入れたというが、どれも効果はなかった。このとき、アマンダさんの腹部は岩のように硬くなっており、母親がグーで殴ると手が折れそうなほどの硬さだったという。
そして、今年8月には同僚から消化器系専門医を紹介され、いわゆるセカンドオピニオンとして受診したところ、9月末に受けたCTスキャンでとんでもない事実が判明したのである。(※刺激的なコンテンツを含みますので閲覧にはご注意ください)
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A 29 y/o Dallas woman is now recovering after a 17-POUND cancerous tumor was removed from her stomach.@amanda_shoultz says she was strangely gaining weight this year and this life-saving surgery may not have happened if she didn’t get a 2nd opinion from a gastroenterologist. pic.twitter.com/bSTj6hCbun
— Matt Howerton (@HowertonNews) October 7, 2021
なんと、検査を受けた4時間後に医師から電話があり、アマンダさんの腹部には直径33センチの巨大な腫瘍があると告げられたのだ。
重さ7.7キロのガン性腫瘍を摘出
驚きの検査結果から2日後に外科医と面会をしたアマンダさんは、腹部の腫瘍がガン性であり、そして稀な形態の腫瘍「脂肪肉腫」であると診断された。多くの場合、この腫瘍は大きくなって他の臓器や組織に浸潤するまで症状は現れないとのことで、それが理由で発見が遅れてしまったのだろうか。アマンダさんの場合は右腎臓と副腎の周りに腫瘍が形成されていたものの、腹部の膨らみ以外は何も症状がなかったとのことだ。
9月27日、アマンダさんの腹部から取り出された腫瘍は、重さが7.7キロもあったという。右腎臓と副腎の一部を取り除く必要があったものの、他の部分には広がっていなかったため化学療法や放射線療法を受けずに退院することができたそうだ。
アマンダさんは自身の経験を共有し「特に女性には自分のことを知り疑問に思うことはしっかりと確かめることの重要性を知ってほしいです。疑うことで死ぬことはありません。誰かがあなたのために戦ってくれるわけではないので自分のために戦い、信頼できる主治医を見つけてください。」と呼びかけている。