【ややこしい!】反ワクチン支持者に「偽物ワクチンを打って」と言われた医師、実は本物を打っていたことを暴露

健康

お医者さんのファインプレー!?

FacebookやツイッターなどのSNSの普及により、増加している反ワクチン主義者。これを問題視するギリシャ政府は、現在ワクチンの摂取証明書を発行している。これを提示しない場合、様々な行動制限が課せられるという。

このせいで、「ワクチンを接種したくないが、賄賂をわたして打ったことにしたい」という不届き者が相次いでおり問題になっているというのだ。実際に現地メディアによると、医師に約52,000円(400ユーロ)を渡すことで、偽の証明書を取得できてしまうことが確認された。

だが今年10月に医師らが、偽ワクチンと見せかけて、実際には本物のワクチンを打ったことを暴露し、現地で話題になっているという。

警察の報告によると、ギリシャ各地の複数の予防接種センターに勤める200〜300人の看護師と医師は、賄賂を受け取りながらも、本物のワクチンを打っていたことが明らかになった。しかも、きちんと摂取証明書は発行されていたとのこと。

この暴露はかなり複雑そのもので、良い面は、摂取を受けた人々はもれなく抗体をもっていることだが、問題は、同意なしに勝手に注射をしたということと、現金を詐取したという部分である。

これに不満を持つ反ワクチン主義者の中には、訴訟の構えを見せている者もいるが、医師と看護師に対し法的措置をとるのは難しいという声が多い。

結果的にワクチン摂取率が上がったことは嬉しいことだ。一方でネットでは、ギリシャが財政破綻と深刻な汚職が有名なだけあり、「ちゃっかり賄賂はもらうところがギリシャらしい」という声も上がっていた。

 

参照元:Mega TVKeep talking GreeceTwitter

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