変わった形の尻尾の生えた赤ちゃん
今年3月、小児外科情報誌『Journal of Pediatric Surgery Case Reports』に掲載された、変わった症例を持つ赤ちゃんの記事が注目を集め、今月になり様々なメディアが報じたことで話題をよんでいる。
ブラジル・フォルタレザ市のアルバート・サビン小児病院で誕生した元気な男の子には他の赤ちゃんと違うところがひとつあったという。
Baby born with 12 cm-long ‘human tail’ in Brazil; scientists release pictures https://t.co/Q06pvULLke
— The Tribune (@thetribunechd) November 6, 2021
それは、臀部から出た約12センチの紐のようなものの先に直径4センチほどの球体がついており、その姿はまるで尻尾が生えているようにみえるのだ。
男児の健康状態は良く、その他の合併症などはみられなかったものの、その後尻尾は無事切除され、男児の臀部には小さな傷跡が残っている程度だという。
脂肪や胚の残骸か?
母親は男児を妊娠35週で出産しており、飲酒や違法薬物などの摂取もなかったという。ただ、1日10本ほどの喫煙があったと記録されている。また、妊娠初期には尿路感染症を発症し抗生物質を処方されたこともあったようだ。
同記事によると、赤ちゃんは妊娠4週目頃に子宮内で尾骨を成長させ始めるが、通常であれば8週目までには尾骨は消える。ただ、何らかの形で突起物が残ることもあるそうだが、この尻尾のようなものに骨はなく、脂肪、血管、筋肉、神経線維などで構成された胚の残骸ではないかということだ。
男児のように尻尾を持って生まれた赤ちゃんはこれまでに40例ほどあるというが、ひと際目をひく形だったために医師らもさぞかし驚いたことだろう。
参照元:Twitter、Yahoo!news