スマホの中は誰にも見られたくない写真や個人情報などで溢れていることだろう。だからこそ、スマホの取り扱いには注意したいものだが、まさかスマホショップでそんな被害にあうとは想像すらしていなかったに違いない。
従業員が15分間にわたり写真を閲覧
今月13日、英ウスター在住のルイーズ・ジョンソンさん(28)は自身のiphone11を床に落とした際に画面とバッテリーが割れてしまったために、スマホショップ『モバイルドクター』で85ポンド(約13,100円)を支払い修理を依頼することにしたという。
Woman's horror after catching phone shop worker scrolling through intimate snaps https://t.co/vpcVeEn8tp pic.twitter.com/sUVupuIj21
— The Mirror (@DailyMirror) November 19, 2021
しかし、そのスマホを修理していたかのようにみえた男性従業員は、実はスマホの中に保存されていたルイーズさんの何百枚もの写真をスクロールして見続けていたというのだ。
なかにはボーイフレンドに送るために撮影した下着姿やビキニ姿の写真も多数あったようで、異変に気づいたルイーズさんがスマホを奪い返そうと手を伸ばしたが逆に従業員に引っかかれてしまったという。
違法ではないと警察は介入できず
恐怖を感じたルイーズさんは通報し、駆けつけた警察官らとともに監視カメラの映像を確認した。
そこには従業員がルイーズさんのスマホを手に約15分間写真を見ている様子が映し出されていたものの、その写真をダウンロードしたり共有したりしていないため違法とはみなされず、警察は何もすることができなかったそうだ。
ルイーズさんはこう話している。
修理が終わる頃に店に戻ると従業員は私のスマホをロックして横に置きました。まだ修理に1時間かかると言われたのですが、スマホを預けてからしばらく経っていたので返却を求めました。スマホ画面を上にスワイプして最新のタブを確認すると従業員が何年も前の私の写真をすべて閲覧していたのです。他人のプライベートな写真を許可なく見ることは気味が悪く完全に違反だと思います。
その後、ルイーズさんは警察に従業員の名前を尋ねたものの、一般データ保護規則があるために教えることはできないと言われたという。
許可なく顧客のプライベート写真を閲覧したにもかかわらず、従業員の身元は規則で保護されていることに怒りを隠せないルイーズさん。のちに、店側から謝罪を受け、従業員の解雇が告げられたというが、誰にでも起こりうる出来事だけに心配する声も上がっている。