自分の車を犠牲にして暴走車を止める
11月19日、オランダの高速道路で撮影されたコチラの動画が話題をよんでいる。
車線を大きく外れ画面右側を暴走する一台の車だが、減速するわけでも元の車線に戻るわけでもなく何やら様子がおかしい。
そして、横の車線を運転していたヘンリー・テマーマンズさんは、その車の異変に気づきこんな行動にでたのである。
Man sacrifices his car to save another driver who was unconscious..
Via @RTVNunspeet pic.twitter.com/drgac0UDez
— Buitengebieden (@buitengebieden_) November 21, 2021
なんと、暴走する車の前に入り込んでブレーキをかけ、自分の車を犠牲にして暴走を食い止めたのである。
女性ドライバーは意識を失っていた
実は、この暴走車に乗っていた女性ドライバーは車内で意識を失っていたのだという。
テマーマンズさんは当時の様子をこう話している。
視界の片隅にフラついている車が見えました。最初は高速の出口を降りそこねたのだと思ったのですが、窓から見ると女性がハンドルに寄りかかっているのが見えたのです。その女性や他のドライバーたちを危険にさらさないために、私は加速して車の前に入りブレーキをかけて停車させましたが、大きな打撃がなくてよかったです。
テマーマンズさんはすぐさま車から降りて女性の様子を確認した。すると女性は嘔吐し、その後病院に搬送されたとのことだが、21日に妻とともに見舞いに行くと肋骨が折れてはいるものの元気な様子で感謝の気持ちを述べられたそうだ。
この勇敢な行動には「この世にまだヒーローがいた」「尊敬しかない」「車のダメージは保険会社がカバーしてくれるといいけど、そうでなければ私が寄付します」などと称賛の声が寄せられた。ちなみにテマーマンズさんが運転していたのは社用車だったそうですよ。