乱入男性に体当たりした女子選手
12月8日、女子欧州チャンピオンズリーグのチェルシー対ユベントス戦で事件は起きた。試合中だというにもかかわらず突然ピッチに乱入してきたファンの男性は、携帯電話を片手に複数人の選手らと写真撮影をしようとしたというのだ。
そして、当時スタジアムにいた警備員らがこの男性に対して何のアクションも起こさなかったため、チェルシーのストライカー、サム・カー選手が自らの体を張ってこんな行動に出たのである。
Full unedited video here for any journalist that wants to use it. Don't need to ask permissions as I'll be asleep for next 8 hours. pic.twitter.com/PI76WC87Uw
— Bradley Cox (@Bcoxy2012) December 9, 2021
男性に駆け寄ると肩を思いきりぶつけて体当りし、その拍子で男性は地面に倒れこんだのだ。このカー選手の体当たり行為で、それまで会場で起きていたブーイングは歓声に変わり、みんながスッキリしたかのように思えた。
審判がイエローカードを出す
しかし、審判はこのカー選手の行為がスポーツマンらしくないとしイエローカードを出したのである。
今回の件は明らかな迷惑行為だったものの、ピッチにいた誰かに害を与えたわけではなかったため、カー選手の行為は行き過ぎたものだとみなされたという。突然ピッチに乱入してきた不審者に対しての正当防衛であり、何かあってからでは遅いのだが、結果、厳しい処分を受けることとなってしまった。
ちなみに、この試合は0対0の引き分けで終わり、イエローカードはもちろん、試合結果もカー選手にとっては後味がスッキリしないものになったようだ。
参照元:Twitter、CBS Sports