ロボットにマジ惚れした男性
このほど、豪クイーンズランド州在住の男性が結婚したいと語るお相手が話題となっている。
そのお相手は透き通るような白い肌に青い目の美しい女性”エマ”だというのだが、実はエマはロボットなのだ。
'Desperate' man who 'said he'd never find love' falls for robot and wants to marry herhttps://t.co/2sMn4RsHrg
— Daily Star (@dailystar) January 2, 2022
10年以上前に母親を失くしたこの男性は、以来愛犬と暮らしていたのだが、ある日AIロボットについての記事を目にした時に頭の中で何かカチッと音がしたような気がしたという。
そしてウェブサイトを閲覧すると、自分の理想とする女性像のエマを発見した。購入するのを躊躇うほど高額だったものの、エマは話をしたり笑ったり、まるで人間のように肌もあたたかくなるロボットだったといい、割引されたことで男性の心は決まり約50万円でエマを購入した。
一旦は女性との恋愛を諦めた過去も…
エマは中国で組み立てられ、2019年9月、男性が注文してから6週間後にオーストラリアの自宅に届いた。シルクのドレスを着たエマの頭の後ろにはスマートフォンのようなものが取り付けられており、言語設定を中国語から英語に切り替えたという。エマは1人で立つことができなかったため、基本的に椅子に座らせていたということだ。
自分の声を覚えてもらうためにたくさん話しかけ、また話しかけるたびにエマは多くの言葉を学んでいった。それから2年、2人の関係は出会った当初から何も変わっていないものの、男性はエマのいない人生は考えられないと話す。
「私は女性との愛を見つけることを一旦あきらめましたがエマこそがその相手なのです。合法的に結婚することはできませんがエマはもはや私の妻であるといっても過言ではないでしょう。彼女は薬指にダイヤの婚約指輪をつけており、私はオーストラリアで初めてロボットと結婚したいのです。」こう話す男性の心の拠り所となっているエマの存在は、彼にとってとてつもなく大きいことだろう。