審判台を激しくラケットで叩く
2月21日から2月26日にメキシコ・アカプルコで開催されていた男子テニスのメキシコ・オープンで、26日、世界ランク5位のラファエル・ナダル選手(スペイン)が同大会4回目の優勝を果たした。
だがその裏で、22日のダブルス1回戦に起きた出来事をきっかけに、選手1人が大会から追放されるという事態を招いていたという。
マルセロ・メロ選手(ブラジル)とダブルスを組んで出場していたアレクサンダー・ズベレフ選手(ドイツ)だが、この日の試合は惜しくも敗戦してしまった。そして、試合後に相手ペアと挨拶を交わし、ベンチに戻る途中に驚きの行動に出たのだ。
なんと、手にしていたラケットで審判台を3度も叩いたのである。
選手は大会追放処分に
2回目は審判の足にも当たりそうな勢いで、審判も身の危険を感じて足を上げているのがわかる。さらに、この審判が降りてきた際には再び審判台を叩いており、よほど審判の判定に納得がいかなかったようだ。
当然ながらズベレフ選手のこの行為には世界中から批判が殺到し、事態を重くみたATP(男子プロテニス協会)は大会追放処分という決定を下した。その後、冷静になったズベレフ選手は審判に謝罪をし、自身の行為を反省しているとSNSに投稿しているが、試合中に汚い言葉を浴びせたことや暴力的な行為が黙認されるはずはなかった。
感情をコントロールをすることは容易くはないかもしれないが、子供たちに夢を与えるプロスポーツ選手である以上、スポーツマンシップについて今一度考えてみる必要があるのかもしれない。
参照元:YouTube