意識を失った息子を父親が守る
2月12日、米テキサス州ベル郡ベルトンにあるアリーナで、ロデオ競技が開催されていた最中に事件が起きたという。
雄牛にまたがったコーディ・フックスさん(18)だったが、ゲートが開いた直後に暴れ出した雄牛に振り落とされ、そのまま地面に落下してしまった。アリーナにいた二人の闘牛士はどうにか制御しようとするも、雄牛は怒り狂ったかのように暴れ、その矛先は意識を失って倒れているコーディさんの方へと向かっていた。
This is incredible. 🙏 https://t.co/nZT5EqhDAV
— Dean Cain (@RealDeanCain) February 17, 2022
すると、危険を感じたコーディさんの父親が体ごと覆いかぶさり、身を挺して息子を守ったのである。
父親の勇気ある行動に「英雄」との声が続出
幸いにも、雄牛は二人を角で攻撃することはなかった。
のちにコーディさんがこの動画をSNSでシェアすると、父親のその勇気ある行動に「この父親は英雄だ」「ベスト父親賞を贈りたい」などと称賛の声が寄せられた。コーディさん自身も、闘牛士と父親には感謝の気持ちを述べており、父親がいなければ自分はさらに危険な状態に陥っていた可能性があるとも綴っている。
ロデオ競技では、闘牛士の他にも、ライダーを馬に乗りながら救い上げるピックアップマンや医療スタッフなどを配置し安全管理を徹底しているということだが、一般的な雄牛の体重は1,000ポンド〜1,200ポンド(約453キロ〜544キロ)もあるそうで、危険と隣り合わせの競技だということを改めて認識した人も多かったに違いない。
我が子を守ることに理由などなくただ体が勝手に動いてしまったのだろうが、このような場面を目にすることは非常に稀で、アリーナにいた人たちは心臓が止まる思いだったそうだ。
参照元:Twitter、New York Post