乱闘騒ぎが勃発し試合中止
サッカーの盛んなメキシコで、このほど試合中に観客同士の乱闘騒ぎが勃発し、少なくとも26人が重軽傷を負ったというニュースが報じられた。
事件が起きたのは3月5日のこと。メキシコ中部ケレタロ州にあるコレギドラスタジアムで、この日はリーガMXの試合でケレタロとアトラスの熱戦が繰り広げられていたという。
だが、突然スタンドにいたサポーターらの間で乱闘騒ぎが勃発したというのだ。
At least 22 people were injured, including two critically when fans brawled during a top-flight football match between Queretaro and Atlas in Mexico. All of Sunday's fixtures were suspended. pic.twitter.com/3c1TRoNXO3
— Sky Sports News (@SkySportsNews) March 6, 2022
スタンドで殴り合ったり物を投げる様子も捉えられているが、その後フィールドへも流れ込み収拾がつかない状態になってしまっている。結局、試合続行は不可能となり、この日の試合は中止となった。
26人が重軽傷を負う事態に「暴力行為を非難」
ケレタロ州知事のマウリシオ・クリ氏によると、今回の件で男性24人と女性2人が負傷し、そのうち3人は重症だという。そして、あらゆる暴力行為を非難すると強く述べた。
また、乱闘騒ぎが起こるまで1対0で勝利していたリーガMXのチャンピオンであるアトラスは、こうコメントを発表した。
今回のスタジアムで起きた事件を悔やむとともに強く非難します。サッカーは家族やファンの間に楽しみや価値を促進するものでなければなりません。
一体何が原因だったのか明らかにはなっていないものの、BBVAメキシコリーグとメキシコサッカー連盟(FMF)は徹底捜査を開始したということだ。