”陸上競技”と”暴力”というのはあまり目にしたことのない組み合わせだ。
アカデミー賞会場でのウィル・スミスの激高ビンタが世界中で話題となった今週。ここアメリカ・フロリダでは、1,600メートル走に出場した高校生が試合中に背後からパンチされ、地面に倒されてしまった。
カナディアン・ランニング誌によると、事件はフロリダ州キシミーで行われた1,600メートル走の競技中に起こったという。
暴行した選手はレース参加者ではなかったようだ。この男はなぜか試合中にトラックに立っていた。トップを走っていたランナーがこの男に道を空けるように言ったため、男はランナーを追いかけ殴ったということらしい。
この競技大会、かなりこじんまりしたもののようで、この動画も匿名による投稿が元で詳細は不明なところが多い。
しかし、どんな理由があろうとも暴力行為は許されるものではない。ましてや1600メートル走という過酷な競技中だ。トップを走っていたランナーがケガなどなく無事なことを祈りたい。
つい先日ご紹介した記事のように世界に平和を訴えたウクライナのランナーがいるかと思えば、このような暴力行為をはたらく不届きなランナーもいる。
”走る”という単純な競技だけでも、世界では色々なことが起きているものだ。
なお、カナディアン・ランニング誌の報道によるとこの事件は警察には通報されたとの事だが、告訴されたかどうかなどについては現状判明していない。