今月4日、とある窃盗犯に16カ月の禁固刑が言い渡された。
この窃盗事件は昨年6月、アメリカ・サンフランシスコの薬局チェーン”ウォルグリーン”で起きたもので、そのあまりに堂々たる泥棒ぶりがSNSで共有され話題となっていた。

あらためてご覧頂きたい。

あまりに堂々とした覆面自転車泥棒

This just happened at the @Walgreens on Gough & Fell Streets in San Francisco. #NoConsequences @chesaboudin pic.twitter.com/uSbnTQQk4J

— Lyanne Melendez (@LyanneMelendez) June 14, 2021

自転車を薬局の陳列棚前まで乗り付けて、手慣れてた感じで大きな黒いカバンへ商品を入れているのが見える。顔には覆面をしている。

あまりに大胆な様に気押されたのか、通路にいる警備員と通りがかりらしき女性は撮影は窃盗を止めることもせずスマホで動画撮影をしている。
そして犯人は、2人の間をあざ笑うかのように自転車で通り過ぎてゆく・・

いまさらながら、警備員は盗品が入った黒いカバンを自転車のカゴから奪い取ろうとするものの失敗したようである。

あっさり御用、実刑判決

サンフランシスコ検察当局によると、この泥棒は、ジャン・ルーゴ・ロメロ氏。この動画の事件での被害額は化粧品など約1000ドル相当（約13万円）、他の薬局チェーンでの余罪もあったようで、あえなく御用となった。

ロメロ氏は重罪の重窃盗罪と軽窃盗罪を認め、16カ月の禁固刑に加えて1年間の保護観察処分を受けることとなった。また、ウォルグリーンの従業員2名、ウォルグリーン2店舗に近づかないよう命じられた。

サンフランシスコ地方検事のチェサ・ブーダン氏は、
「組織的な小売店窃盗団の仕業であれ、容疑者個人の犯行であれ、地元企業に影響を与える強盗事件は許されない」
と声明を発表した。

北米の一部小売チェーンでは、ここ数年店内の治安が悪化し犯罪や揉め事が増加し始続けているようだ。edamame.でも、過去にウォルマートがステーキ肉をセキュリティワイヤーでロックしてしまう！！、”プレステ５”を巡り女性客が取っ掴み合いの乱闘騒ぎに！、73歳の女性がウォルマートで万引き犯と対峙！、などの記事をご報告させて頂いている。

今回の事件はその中でも最も大胆な窃盗事件といえるであろう。

この万引き事件の影響もあったか定かではないが、ウォルグリーンはこの一年間でサンフランシスコの複数の店舗を閉鎖することになってしまった。

参照元：NewYorkPost