これは、この事件の主人公の肺である。
肺から空気が漏れて胸郭に溜まっている様子が見えるが、こうなった理由は・・。
肺損傷の原因は、過度の自慰行為
スイス在住のとある男性は過度の自慰行為によって、肺を激しく損傷し集中治療室に収容されたが、その後の治療の結果無事一命をとりとめた。
この事例は画像診断症例報告誌「Radiology Case Reports」の5月号に掲載され、4月13日にNewYorkPost誌が報じて話題となっている。
Man rushed to ICU after 'crunching' lung while masturbating too hard https://t.co/W29zs6eDIb pic.twitter.com/QgaaTZIeEl
— New York Post (@nypost) April 13, 2022
男性はレントゲン検査の結果、自然気胸(肺から空気が漏れて胸郭にたまる)と診断された。
自慰行為を激しく行ったことが原因で発症した初めてのケースだという。
患者は激しい運動はしていないと否定するものの・・
患者は自慰行為をこよなく愛する20歳の男性。
ある日、行為中に突然「ボコッボコッ」という音と共に痛みと息切れを感じた。
彼は恐怖を感じ、矢も楯もたまらずヴィンタートゥール市にあるカントン病院に駆け込んだそうである。
男性の検査結果は先に述べたように”自然気胸”、しかも”「重症」”と診断された。顔も腫れ上がっていて、検査の結果医師は彼の頭蓋骨の底にまで空気が溜まっていることを確認したという。
恐ろしい話である。
症例報告では、この事例 “20代の若い男性がかかるまれな症状 “と説明されている。
一般に喫煙者などの場合、激しい咳、過度の嘔吐や激しい運動によって自然気胸のリスクが増加するという。
以前当サイトでご紹介した、カラオケで高音キーを熱唱した男性が肺を損傷!などはその一例であろう。
このスイス人男性の場合は、激しい運動はしていないと否定している。
しかし、激しい自慰行為をおこなっていたことは認めていると、研究主導者のニコラ・ラジッチ博士とクリスチャン・シャンドル博士が報告している。
その後、男性は集中治療室(ICU)に運ばれ、呼吸を助けるために酸素が投与された。
また、胸の痛みに対処するために鎮痛剤のパラセテモールが投与され、感染の可能性を防ぐために抗生物質も処方されとのこと。
ICUに1日入院した後、一般病棟に移され3日間滞在した後元気に退院した。
ステイホームの影響か?昨今増加傾向の珍事件
最近、自慰行為による医療事故はそれほど珍しいことではないという。
NewYorkPost誌によると、2022年のこれまでのところ、54歳のブラジル人男性が快楽を求めて4.4ポンドの金属製ダンベルを肛門に押し込んで入院したり、インドネシアの37歳の自称「童貞」が失敗したセックスゲームで6フィートの紐をペニスに突刺したりしているとのことである・・・。
いずれにせよ、今回のスイス人男性は無事で済み何よりである。心からおめでとうと言いたい。
”激しい自慰行為”の具体的な内容がすごく気にはなるものの、そこのところはそっとしておくべきであろう。
参照元:Twitter 、NewYorkPost