その記録はなんと635kg!。
この男性は、アメリカ人ジョン・ブラワー・ミノーク氏。過去最も重い人間としてギネス世界記録を保持し続けている男である。
彼は1983年に41歳で亡くなった。その生前の姿は映像にも残されている。
重さは自動車並み
635kgというと、小型の自動車、”1981ホンダシティPRO”、”モーガン 3ホイーラー『スーパー3』”などがちょうど同じ重量である。
1981 ホンダ シティPRO
直列4気筒OHC(CVCC)
総排気量 1231cc
最大出力 61ps/5000rpm
車両重量 635kg
(PRO-T 4MT車)PRO-T
「ビジネスどっさり、2シーター」
PRO-F
「スタッフ快適、5シーター」#カタログコレクション pic.twitter.com/5WTPP6U2lI— えすえす (@shiyoge) January 4, 2021
モーガン 3ホイーラー 後継を発表、635kgの軽量スポーツ…『スーパー3』<速報>https://t.co/wefP4zAwCQ#新型車 #モーガン pic.twitter.com/C3dMtEpF2m
— レスポンス (@responsejp) February 25, 2022
一人の人間の重さがこれら自動車と同じなのである。その凄まじさを想像頂けるだろうか?
約40年間破られていない記録
子供の頃から彼の体重はすさまじく、12歳の時点で132kg、22歳の時の身長は185cmで体重は178kg。1978年3月、37歳の時に最大の体重635kgに達した。
この体重が”これまでで最も重い人間”の世界記録保持者としてギネスに登録され、死後約40年間その記録は破られずにいる。
419kgの減量に成功するも・・
しかし、彼は呼吸器や心臓の障害等の体重に由来する様々な健康上の問題に苦しんでいた。
病院での治療が必要だった彼は、1978年にシアトル大学病院に入院。彼を病院に連れて行くため、特別に補強された担架、十数人の消防士と救急隊員の助けが必要であった。
さらに病院に着くと、繋げた2つのベットに寝かされた。ベットシーツを交換するため、彼を転がすのに13人の看護師が必要だったという。
入院中、彼は1日あたり1,200calの制限食を実施し、なんと419kgの減量に成功。退院時には216kgまで体重が減少した。
しかし、退院後は体重が増えてしまい、1981年に再入院、23ヵ月後の1983年に亡くなった。
彼は現在も”最も重い人間”のギネス世界記録を保持している。
しかし、彼の記録に肉薄している人物も現在世界には存在している。サウジアラビア人のカリッド・ビン・モーセン・シャーリ氏は体重は610kgだそうである。