好きなものに理由などいらない。
アメリカ・オレゴン州ポートランドに住む“モチ”と名付けられた猫が、ある物への偏愛ぶりを見せるインスタグラムが話題である。
この“mochikittyfrog”は4万人以上のフォロワーがいるほどの人気である。
“モチ”は子猫の頃、弟の“チョコ”と一緒に駐車場に捨てられていた。しかし現在、二匹は新しい飼い主と共に平和な生活を送っている。
この飼い主と暮らすようになってから数ヶ月後のこと。飼い主の友人が“チョコ”のために、おもちゃのカエルを購入した。
不思議なことに、“チョコ”はカエルにそれほど興味を示さなかった。しかし、姉の“モチ”は興味を持ち自分のものにしたらしい。
時が経つにつれ、“モチ”はますますカエルに愛着を感じるようなった。
彼女はそれを使って引っ張ったり、倒したり、抱きしめたり、かんだりして四六時中もてあそぶようになっている。
夜中に飼い主に持ってきたりもした。(ネズミ的な獲物と思っているのだろうか・・?)
飼い主によると、不思議なことに弟の“チョコ”はこのカエルには全く興味を示さないらしい。その代わり、彼は「赤いボール」に執着心をしめすとのことだ。
心理学でいうところの「安心毛布(ライナスの毛布)」は、眠たい時や本人が不安な時、握りしめたり匂いをかぐと安心するという効果をもつという。
カエルのぬいぐるみは、“モチ”にとってそんな効果をもっているのだろうか?
ともあれ、カエルまみれにの“モチ”は、優しい飼い主に恵まれ幸せそうである。