イスラエルを観光で訪れたアメリカ人家族、高原で拾った不発弾をお土産に持ち帰ろうとして空港を大パニックに陥れる。

事件

不発弾をお土産に??

先月28日、イスラエルの国際空港にて不発弾をお土産として持ち帰ろうとしたアメリカ人家族が、空港中を恐怖に陥れる事件があった。
この映像はその際の空港の様子である。

場所はイスラエル・テルアビブのベングリオン空港。とあるアメリカ人家族(名前は明かされていない)が帰国時の空港セキュリティチェックで、なんと「不発弾」を自ら提示したという。

その家族の一員の男性はイスラエルが占領したシリア高原(ゴラン高原とも呼ばれる)を訪れた際に不発弾を発見し、お土産として持ち帰ろうと考えた。
空港セキュリティチェック時の目撃者によると、その男性はバックパックからそれを取り出して警備員に見せ、

スーツケースに入れてもいいですか?

と何気なく尋ねたらしい。

衝撃が連鎖し誤解を招く。空港はパニック状態に。

セキュリティチェックの警備員はあまりにも予期せぬ「お土産」にショックを受け、急ぎ不発弾の周りを片付けるように命じた。
それを見ていた別の乗客は、その命令を聞き間違え、

テロリストの射撃だ!

と叫び始めてしまい、空港は瞬時にパニック状態に陥った。

動画ではチェックインエリアから叫んで逃げる人々、床に伏せ横になって危険が過ぎるのを待っている人々の様子が緊張感と共に映し出されている。

私は空港でチェックインカウンターに着くまで1時間並んで待っていました。すると突然半径5メートル内の人々が逃げ出し、私も荷物を置いて逃げた。

とある若者は語った。

誰かが弾丸を打ち続けているのではないかと恐ろしかった。私も逃げなければならないことを理解したので、カウンターへ向かって走ったら、ベルトコンベアにつまずいた。そして転んで6メートル位吹っ飛んだよ。

とも。

不発弾は50年前の戦争のものと推定される

この不発弾は1967年の第3次中東戦争時のものと考えられている。
六日戦争とも呼ばれるこの戦争中、シリア高原は激しい爆撃と砲撃によって打撃を受け、数十年前の不発弾が今でも定期的に発見されているそうだ。

なお、このアメリカ人家族は尋問のために拘束されたが、当局は彼らが脅威ではないと判断し、帰国する飛行機に搭乗することを許可された。

色々考えさせられるこの事件、動画のコメント欄には、「アメリカの教育システムどうなってんの?」「何ゆえに空港のセキュリティを通過できると思ったのか?」「不発弾を見つけて、お土産として家に持ち帰るなんて考えるのはアメリカ人だけ」「信じられないほど無責任!」
と、当然だがアメリカ人家族を責める声が多い。

「戦争で荒廃した国に住み、多くの爆弾が爆発するのを経験した国の々は爆弾を見たときに何をすべきかを正確に知っているね」
とイスラエルの人々の対応に感心する声もある。
聞き間違えをした乗客にも問題があるようにも思われるけれども。

何にせよ、こうしてしっかり空港のセキュリティチェックが機能し、不発弾が空を飛ぶことを避けられたのは幸いだ。
これ以上ない位の「人騒がせにもほどがある」という話であった。

参照元:OddityCentralYoutube

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ひろしげ

海外渡航経験はハワイ、イギリス、ニュージーランド。大陸に憧れと恐れを抱く典型的島国の人です。趣味は大仏巡り。牛久大仏を擁する茨城県が魅力度ランキング最下位というのは納得できない。

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