ギャングのボスが女装し脱獄
ここ数日間、パラグアイで話題をかっさらっている事件の見出しは『可愛いおデブちゃん』というものだ。このパワーワードが一体何を意味しているのか、早速お伝えしよう。
5月29日、ロテラ犯罪ギャングのリーダーとされるセザール・オルティスは、収監されていたタクンブ国立刑務所から脱獄を試みた。正門を通り抜けていくものの、当然ながらそこには警備員が配置されている。そこで、警備員の目を欺くためにオルティスが考えたのが女装をすることだった。
Gordito Lindo – Man Escapes Prison by Disguising Himself as a Woman https://t.co/YUr85ljCIr #prisonbreak #prisonescape #Chile #weirdnews #offbeat #GorditoLindo pic.twitter.com/io4iN3kZg0
— Spooky (@OddityCentral) June 4, 2022
ロングヘアのウィッグに女性用の衣服、メイクや付け爪まで施して女性になりきっていたのだが、数時間後には身柄を確保され、結局オルティスの脱獄は失敗に終わってしまったのである。
可愛いおデブちゃんと国民にディスられる
脱獄できなかったオルティスを待ち受けていたのは、さらなる試練だった。女装した姿をパラグアイ当局に公開され、国民らからは『可愛いおデブちゃん』というニックネームまでつけられてしまったのだ。ギャングのボスであるオルティスにとってこれは屈辱であり面目丸つぶれだったに違いない。
現在オルティスは勾留され、安全上の理由から別の刑務所に移送される予定だというが、暴行と強盗の罪で3年9ヶ月20日の懲役刑を受けていたオルティスの刑期は今回の脱獄により更に伸びることとなりそうだ。
出所したとしてもこの女装した写真はネット上にずっと残るであろう。ギャングのボスというその世界では絶大的な地位を築いていたであろうオルティスが、『可愛いおデブちゃん』と呼ばれることに果たして耐えることができるのだろうか…。