今月2日、アメリカ・ミシガン州。路肩に止められた”炎に包まれたリムジン”から出てきたのは、新郎新婦とその友人たち総勢18名!
この日、結婚式を済ませた新郎と新婦は、それぞれの親戚友人などを乗せ、ハマーのストレッチリムジンで披露宴会場へ向かっていた。総勢で18名となる御一行は、すでにゼロ次会とばかりノリノリで車内を楽しんでいた。
すると、何やら車内に焦げたような臭いが・・。
危険を察知したリムジンの運転手は車を路肩に止め、18人全員を道路の脇に避難させた。
当初、彼らはエンジンが軽くオーバーヒートしている程度と思っていたが、間もなくエンジンから発煙、ついにはリムジン全体は炎に包まれ大炎上である。
普通、こんな事が起きたら「人生の晴れ舞台の結婚式にこんなことが起きるなんて・・。」とウツになるのが普通である。
が、この新婦は違った。
この日は30度を超える猛暑日でもあった。パトカー後部座席に、新郎新婦二人で涼むよう促されたところにカメラを向けられ、
これが夫婦初めての思い出なんて、超キュートだわ!
と満面の笑みである。新郎も懐深く落ち着いていて、隣で静かに微笑えんでいる。
この楽観主義、素晴らしい!
その後あまり間を置かずに2台目のリムジンが救助に来て、再び18名を収納、無事披露宴会場へ向かったそうだ。
勿論、代替え車の中でもパーティーはノリノリで続いている。
車内では”誰かが消防署に電話してくれた~♪♪”と即興替え歌の大合唱だ。
いかにもアメリカらしい陽気、前向きな動画である。きっとこの二人ならば、今後待ち構えているであろう色々なトラブルも、陽気に乗り越えていけるに違いないと思わされる。
この新郎新婦に幸多かんことを祈りたい。
また、適格な避難指示や消火活動、代替え車の手配など事件の背後で大活躍したリムジンの運転手にも拍手を送りたい。この運転手、只者ではない。