蚊の死骸からDNA解析をすすめると…
先日、中国福建省にあるマンションで空き巣事件が発生したというが、捜査の解決に一役買ったのはある生き物の死骸だった。
それは、現場に残された”蚊の死骸”である。
Mosquitoes are the best. Now they're solving crimes for us! "Police in China use DNA from blood in dead mosquitoes that bit criminal during burglary to catch culprit" If you're planning a crime, better start wearing insect repellent… https://t.co/3DsIzcQ3Pm
— Dr Cameron Webb (@Mozziebites) July 18, 2022
捜査官によると、空き巣はベランダからこの部屋に侵入し一晩過ごした形跡が見られたというが、壁には押しつぶされた蚊の死骸があったという。この蚊は空き巣の血を吸い、そしてこの空き巣によって叩き潰されたに違いない、そう考えた捜査官らはこの蚊とともに壁に残された血痕のDNA解析をすすめると驚きの事実が判明した。
DNA検査の結果を警察のデータベースと照らし合わせると、チャイという男とマッチしたのだ。そう、今回の空き巣であるチャイには前科があったため、蚊の死骸のおかげで特定することができたのである。
事件発生から19日後、チャイは尋問のために連行されたというがその他の余罪についても自白しているという。裁判まで勾留されることとなるようだが、まさか蚊を叩き潰したことで自分の首を締めることになるとは思いもよらなかったことだろう。