2年間昏睡状態だった女性が目を覚ます
このほど、米ウェストバージニア州で約2年間昏睡状態だった女性の意識が回復し、事件の犯人は兄だったと証言したことで世間を震撼させている。
ジャクソン郡保安官局の発表によると、2020年6月にワンダ・パーマーさん(51)は自宅で何者かによって斧で襲われ重症を負った。警察が現場へ駆けつけた時にはワンダさんは死亡しているかのようにみえたが、まだかすかに息をしており救急搬送されたという。
A West Virginia woman has awoken from a two-year coma and identified her brother as her attacker, according to police. https://t.co/NAMiNHxhN3
— CNN (@CNN) July 18, 2022
現場では事件のあった夜にワンダさんの兄ダニエルの姿を見たという目撃情報もあったというが、電話の記録や防犯カメラの映像などには証拠は一切残っておらず、起訴するには至らなかった。
衝撃の事実「犯人は兄だった」
しかし、ワンダさんが2年ぶりに昏睡状態から目覚め、犯人は兄であるとの証言をしたことで事件は大きく動き、今月15日、兄ダニエル(55)が殺人未遂などの罪で逮捕されることとなったのである。
現在ワンダさんは意思疎通ははかれるものの会話がきちんとできる状態までは回復していないという。犯行の動機など事件の詳細は明らかになっていないが、実の兄に襲撃されるという痛ましい事件の被害者となったことで、ワンダさんが心身ともに深い傷を負ってしまったことに変わりはない。真実を明らかにしたいという強い思いから奇跡的に目を覚ましたのかもしれないが、今後もしっかりとしたケアが必要となることだろう。