7月末、チリ北部のティエラ・アマリリャ地域に謎の巨大陥没穴が出現した。
ドローンで撮影されたその異様な風景、早速ご覧いただきたい。
この陥没穴の大きさは幅25メートル、深さ200メートルという巨大なもの。7月30日に報告されたこの穴は、現地調査員によると“まだ拡大中”とのことだ。
現在、同国の国立地質学鉱業局によって原因が調査されている。
底まではかなりの距離があり、約200メートルある。
大量の水がその内部に存在しているようだ。それ以外は何の物質も検出されていない。
と同局の責任者であるデビッド・モンテネグロ氏は述べている。
現在のところ原因は不明とのことだが、この広大な土地はカナダ企業、“ルーディン・マイニング銅鉱山社”が所有しているとのことだ。
この陥没穴の近くは、同社が過去に採掘し現在は閉鎖された鉱山がいくつかあるという。同社は今のところ、その地域は安定しており人員、設備、またはインフラストラクチャへの影響はないと主張しているとのことだ。
幸いにも、現状この陥没穴は地域の人々に差し迫った脅威をもたらしている訳ではないという。
当サイト、edamame.でも過去にいくつかの陥没事件をご報告させて頂いている。「ながらスマホ」で走るバイクの末路をとらえた映像が衝撃的、巨大シンクホールに21台の車がのみ込まれる!、車が穴の中に完全に飲み込まれていく、等々。今回の穴はそれらと比べてもかなり大規模なものと言える。
また、日本においても道路の陥没事件は頻繁に発生しており、近年では東京・調布市の住宅街で地下のトンネル工事により、真上にある道路の陥没や地下の空洞が相次いで見つかった事件があったことも記憶に新しい。
チリと言えば、ナスカの地上絵などロマン溢れる古代文明の遺跡で有名だ。
今回の件もそんなロマンを感じてしまう映像ではあるが、実際のところは鉱山との関連の線が濃厚との意見が多数なようだ。
詳細な調査結果を待ちたい。
参照元:Youtube、TimesNowNews