リトルリーグでバッターの頭部へ危険球!動揺したピッチャーを進塁したバッターが慰める様子が感動を呼ぶ

カルチャー

スポーツマンシップの見事な例が8月10日、Twitterに投稿され人気を呼んでいる。

現時点で2、200万回再生されたこの動画は、スポーツを始めた頃の無垢な気持ちを思い起こさせてくれるもの。
早速ご覧頂きたい。

アメリカで開催されたリトルリーグ・ワールドシリーズへの出場権がかかった南西地区選手権。8月2日に行われた試合でテキサス州ピアランドのカイデン・シェルトン投手の投球がすっぽ抜け、オクラホマ州タルサのイザヤ・ジャービス打者のヘルメットへ!
投球はヘルメットの耳あてに当たるデッドボールとなり、ジャービス君は頭をかかえて地面に倒れた。かなりの危険球である。

幸いにもジャービス君にはケガはなく、彼はほこりを払い一塁に進塁した。カメラは一塁ベース上のジャービス君を映している。
その後、ふと彼は何かに気が付くと、心配そうにピッチャーマウンドに歩み寄ってゆく。

そこには、デッドボールを与えてしまったことで動揺している投手のシェルトン君が・・。
帽子に手を当てて俯いている。泣いているのだろうか?

ジャービス君はマウンド上でシェルトン君を抱きしめ、励ましの言葉を与えた。

「大丈夫。君はよくやっているよ!」

この抱擁をきっかけにチームの内野陣もマウンドに降りてきて、シェルトン君を慰めた。

アナウンサーの実況は感動で涙声、観客たちも素晴らしいスポーツマンシップに拍手の嵐である。

他人を思いやる事とそれを行動で示すこと。この映像でジャービス君の示したスポーツマンシップは最良のものだ。
いやスポーツの最も美しい一瞬を切り取った映像と言ってもいいかもしれない。

ジャービス君とシェルトン君の二人が今後、切磋琢磨して彼らの人生を切り拓いていくことを祈ってやまない。

NewYorkPostTwitter

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ひろしげ

海外渡航経験はハワイ、イギリス、ニュージーランド。大陸に憧れと恐れを抱く典型的島国の人です。趣味は大仏巡り。牛久大仏を擁する茨城県が魅力度ランキング最下位というのは納得できない。

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