8月27日、香港で発行されている日刊英字新聞「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」の報道によると、中国南西部のチベット自治区・林芝県の医療チームが馬に乗って同地域のジーナ村に到着、そこでコロナウィルス検査を実施したという。

チベットでの新型コロナウイルス拡散を食い止める取り組みの一環として、先般この医療チームは発足。遠隔地の支援を行うために地元政府によって組織されたものだそうである。
動画では2名の医療従事者が防護服を着て馬にまたがり、チベットの高地にある村を訪ねる様子が映し出されている。
この地域へ到達するためには、馬での移動が最適とのことだ。

22020年にコロナ禍が始まって以来、この地域では 感染者は1 例しか報告されてこなかった。しかし、今月9日チベット自治区で新型コロナウイルスの感染者が22人確認されたことを中国政府は発表している。その数は25日時点で83人まで拡大してるそうだ。この医療チームの僻地への訪問はこういった事態への対応として執り行われている。

しかし、このインパクトある映像への反応は様々。

Youtubeのコメント欄には、

「医療スタッフに多大な敬意を表します」「これらの医療従事者の途方もない努力に拍手を送りたい」
という賞賛の声から、

「中国が本当にチベットに配慮しているのかしら」
「交流のすくない僻地の人たちに検査するのって効果あるのかな」
「意味がわかりません。医療従事者の献身を尊重しますが、彼らがしていることは助けることとは正反対です」

という効果を疑問視する声、さらには

「現場に着いてから防護服を着ないのはなぜなのか」
「自由なチベット、自由な香港、自由な台湾」
「遠く離れていても、中国の衛生兵に取り残されることなどない。 頑張れ中国政府！️ 」

という類の声も多くある。

パンデミック当初から奇抜な対策を繰り出し世界を驚かせてきた中国。今回の映像もなかなかのインパクトである。
しかし、高山病とも戦いながら感染拡大阻止へ邁進する現地の医療従事者の方々には本当に頭が下がる思いがする。

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参照元：Youtube