少年サッカーにセクシーお姉さんは必要なのか?フーターズが児童サッカーチームのスポンサーに名乗りを上げひと騒動

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フーターズが地元サッカーチームをスポンサード!しかし・・

セクシーコスチュームのウェイトレスで有名な『Hooters(フーターズ)』。
チアガールをモチーフとし、エンタメ性高く楽しませてくれる女性スタッフを武器に世界28か国430店舗以上展開しているアメリカンレストラン&スポーツバーである。

英国ではイングランド中部・ノッティンガム店が19年前にオープンしており地元に馴染んでいる。
先月31日、このフーターズ・ノッティンガム店が地元のサッカークラブ「バートン・ジョイスFC」とのスポンサー契約を発表し、ちょっとした騒ぎとなったようだ。

フーターズについては、日本にも店舗がありご存じな方も多いはず。バッファローウィングとハンバーガーを名物とするレストランで、写真のようなピチピチのホットパンツと白いタンクトップを着たセクシーなウェイトレスが給仕してくれることもあり、日本に進出時には東京赤坂の第1号店に紳士たちが列をなした。
(その後複数店舗を展開するも、残念ながら現在は銀座店1店舗のみ。)

チアガールをモチーフとしていることからも、今回のサッカーチームのスポンサー契約は一見マッチするものに思える。
ただ、問題はこのサッカーチームが『10歳以下限定』の児童サッカーチームであること。

フーターズ・ノッティンガム店はこの件を8月31日に同店のFacebookで発表し、こうコメントした。

“フーターズ・ノッティンガムは『バートンジョイスU10』の新しいスポンサーとなれて誇らしいです。
私たちはこのシーズンの児童たちの幸運を祈っています。がんばれ!”

そして、選手たちとウェイトレス女性2名の写真を公開した。
女性2人の服装や胸元の開き具合などについてそれなりに苦心した跡が見られるものの、やはり“セクシー”がこぼれでてしまっているのは否めない。


イングランド国内の反応は?

”しかし”というべきか”やはり”というべきか、イングランド国内の反応は芳しくないものが多かったようだ。

「この子たちは10歳未満で、女性の性的な魅力に気づいているのか疑問だ。色々間違ってる」「もっと適切な年齢層があるでしょ!」「絶対に嫌だ!」「9歳の男の子に性的なことをほのめかすなんて不気味だわ」

と、スポンサードに遺憾の意を表明する声が多く寄せられた。

しかし、こうつぶやくサッカーファンもいる。
「ウチのアンダー10チームもこうならないかなあ」

同様に、
「なぜ、みんなこんなに怒っているんだ?フーターズに行ったことがないんだろう!素晴らしいバーだよ」
「みんな冷静になって、一回フーターズにビールを飲みに行ってみたら。健全な場所だよ」
と擁護する紳士達もいる。

気持ちは分かる。うまくマッチすれば最強のスポンサード関係になれそうであるけれど、今回の件は相手の年齢があまりにも低すぎた。
その後の『BBC』などの報道によると、イギリスサッカー協会(FA)の規定により、契約は破棄される見込みだそうだ。その報道を受けて、フーターズ・ノッティンガム店のFacebookから、この件に関する投稿は現在のところ削除されてしまっている。

残念な結果となった今回の騒動だが、フーターズの経営者はレストランの魅力を広め地域とのつながりを強固にしたいと純粋に考えていたに違いない。今回の件も、年齢さえ除けば歯車がガッチリあっていたはず。

これに懲りずに、ぜひ異なる年齢層のチームのスポンサードをご検討いただきたい。きっと観客席は紳士たちで満員になるはずだ。

参照元:FaceBookLadbBileTwitterBBC

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ひろしげ

海外渡航経験はハワイ、イギリス、ニュージーランド。大陸に憧れと恐れを抱く典型的島国の人です。趣味は大仏巡り。牛久大仏を擁する茨城県が魅力度ランキング最下位というのは納得できない。

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