アメリカの競馬場でT-REXダービーが開催。100を超える猛者たちが参加し、もちろん優勝者は・・

カルチャー

エメラルド・ダウンズ競馬場はアメリカ・ワシントン州シアトル都市圏の南部オーバーンにあり、雪をかぶったレニア山の美しい眺めが自慢である。
ここで先月の22日に開催されたレースが話題だ。優勝をかけて疾走するのはサラブレッドではなく「T-REX(ティラノザウルス」。

同競馬の22日のFacebook投稿にはこうある。

『本日開催!!! T-REXレース!!!! 午後2時15分から最初のホースレース。 午後3時10分からT-REXキッズレース、午後3時45分から130体以上のT-REXが参加する大人向けレースが行われます。 お見逃しなく!』

コースの総距離は270 メートル。このレースに参加した大人は130体以上。斬新なT-Rexの衣装を着て疾走する姿は滑稽だがその走りは真剣そのものである。
ゴールめがけて殺到する恐竜たち。その骨格構造上まっすぐ走るのは困難を極めるようだ。ゴール直前に沢山の恐竜たちが力尽き転倒する中、一番にゴールを切ったのはT-REX、その名も “セクシーレキシー”選手!解説者が優勝を告げる声が聞こえる。

このイベントはもともと2016年頃に地元の害虫駆除会社の社員たちがお遊びで開催していたものが始まりらしい。しかし、その模様がFacebookで公開されるやオンラインで1億回以上視聴され、レースへの参加方法について問い合わせが殺到したことから恒例化された。

以下は前回2019年のレースの模様。小規模だがこれはこれで趣深い。

このレースはコロナ禍で延期された時期もあったものの、ここ数年で人気イベントとして定着したそうだ。年を追うごとに参加人数は増え、人気は上昇している。たしかに、親子で参加したらとても楽しい思い出になりそうだ。

一見くだらないことに本気かつ陽気に取り組み、ありえない物量とパワーで見る者を圧倒する。久しぶりにアメリカの真髄を見せてもらった気がする映像である。

ちなみにこの「T-REX」レース、日本でも各所で小規模ながら開催され始めているようだ。着ぐるみと走る場所さえ用意出来れば、参加者と観客達は喜んでやってくるだろう。今後、町おこし等でブームになりそうな予感たっぷりのレースである。

参照元:FacebookUSA Today

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ひろしげ

海外渡航経験はハワイ、イギリス、ニュージーランド。大陸に憧れと恐れを抱く典型的島国の人です。趣味は大仏巡り。牛久大仏を擁する茨城県が魅力度ランキング最下位というのは納得できない。

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