室内でプレステ中に雷撃を受ける男
イギリスで”なろう系”フィクションの冒頭のような事件が起こり話題となっている。
ある男性は自宅の居間のソファに座って楽しくプレイステーションで遊んでいた。その時、彼は室内にいたにも関わらず、なんと稲妻に打たれてしまった!
・・そして目が覚めると異世界にいた!という事は全くなく普通に病院に担ぎ込まれたのである。
幸いにも命に別状はなく、腕にギザギザの傷跡が残っただけで済んだという。
A man sat at home playing on his Play Station when lightning strike bounced ricocheted off a puddle and burst through his window, hitting him in the arm 🤕https://t.co/TIUfDhWyUw
— Metro (@MetroUK) September 14, 2022
この事件の被害者はエイダン・ローワンさん(33歳)。今月5日の午後10時半頃、彼は自宅の居間でプレイステーションのゲームを楽しんでいた。ゲームは「Stray」。雷雨の中で迷子の猫を操作するゲームだという。偶然にも外の気候も雷雨。彼は雰囲気を味うのにおあつらえ向きと考えたのだろうか。窓を開け放ってゲームに興じていた。
彼はその瞬間をこう語る。
ソファーに座って、プレステの迷子の猫で遊ぶゲームをしていたら外で雷が鳴ったんだ!
その直後、彼の体に重い衝撃が走った。右腕に激しい熱さを感じたという。
あまりの衝撃に、正気に戻るのに1分くらいかかってとても混乱した。何が起こったのかわからず、2階に行って家族に濡れタオルを頼んだら、腕がものすごく熱くなっていました。
彼の家族は、”腕が燃えてる!”と叫んだという。
今年の猛暑により彼の自宅近辺の地面は非常に硬くなっていたようだ。そこに雷雨により雨水が溜まった。雷は水溜まりに落ちたが、そのまま跳ね返って自宅のリビングの窓を突き抜け、彼の腕に直撃したようだ。
・・恐ろしい。雷雨の際は窓を閉めておきましょう。
落雷の恐怖!雷雨中のゲームはもうコリゴリ
家族はすぐに彼を近くの病院に運びこんだ。
彼には9人もの医師が付き、心臓モニターを付けられ血液検査も行われた。当初は心拍数が不安定だったが4時間程度平静を保った後、鎮痛剤を投与されて無事退院することが出来た。
幸いにも左腕にギザギザの傷跡、右手に「星の形」の火傷が残っただけで済んだ。
彼は直後はあまりの事態に現実味を感じられなかったそうだが、数日後に”自分が死んでいたかもしれない”と思ってゾッとしたという。
彼は心拍計を付けられながらポーズをとるこの写真の通り、とてもお茶目な性格の男性のようだ。
今は落ち着きを取り戻し、
雷雨の中で迷子の猫のゲームをするのはもうコリゴリだ!
とジョークで取材に答えている。
落雷の恐ろしさについては当サイトedamame.でも、過去沢山取り上げている。雷に打たれ、命からがら助かった男が9秒後にまた雷に打たれる!、連続で雷が車に直撃、インドで起きた落雷で1日で32人が死亡、松の木に雷が直撃し一瞬で砕けてしまう等々、どれも見るだに恐ろしい映像である。
今回の男性は被害を乗り越え、元気にジョークを言えていて非常に幸運だったと言えるだろう。
日本国内での雷の被害は7月~9月が一番多いとの事だ。季節の変わり目で天気の安定しない今日この頃。警報がある際は外出を出来るだけ控える等、雷の被害には是非ともご注意いただきたい。