生きたスズメバチを口に入れる衝撃映像
9月上旬、中国のインフルエンサーが危険すぎる食行為映像を公開し世間を騒がせた後、SNSのアカウントを運営側から削除された。
彼は箸で”生きたスズメバチ”を捕まえ口に入れたというのだ。
@nwakaibeya_michael Replying to @seeker ♬ Ocean Waves Beach Coast Environmental Sounds of Seagulls 21 – Rapid Fire
この映像は、元は中国版TikTok「抖音(Douyin)」に投稿されたもの。この男性は箸で生きたスズメバチを挟んでいて、「ちょっと怖いけど、とにかく食べよう」と言いながら口に入れる。その後映像が切り替わると、唇と顔全体ががひどく腫れあがった彼の顔が写っている。
9月2日にこの動画を撮影した後、この腫れによって彼は水を飲み込むさえ困難になったという。
しかし彼はそれにめげず、この動画は10万人以上の視聴者を集めたと主張、4日の夜に再びこの危険行為を繰り返す予定だった。しかし、彼のアカウントはその直前に運営側によって閉鎖された。
投稿された動画には「危険です、真似しないでください!」という警告のキャプションが追加されたものの、彼は自身でこの動画に「勇気ある」「大胆不敵な挑戦」というラベルも付けている。
この男性は防護服を着ずにスズメバチの巣を突く等、危険な行動のビデオで中国で有名だった。彼はこの投稿の後、検査を受けに病院に収容され、現在は回復に向かっているという。
食へのあくなき追求
近年、中国のインフルエンサーの間では、トラフィックを増やすために”奇妙なもの”を食べることが人気動画となっているという。
あるフードビデオブロガーは、中国で保護対象のホオジロザメの幼魚を料理して食べる様子をストリーミングしたり、別のブロガーは生または加熱不十分な状態で食べると中毒を引き起こす可能性があるインゲン豆を含むさまざまな植物を生で食べる動画で人気を集めているという。
中国の食についてのスタンスには古来、こんな表現がある。
「4本足のものは机と椅子以外、2本足のものは家族以外、飛ぶものは飛行機以外、水中のものは潜水艦以外なんでも食べる。」(2本足のものは”家族以外”って・・)
今回の件もこういった中国人気質の一例と言えるのかも知れない。
さらに、「これって食べられるのかな?」「食べてみたら美味しいかも!」というチャレンジ精神が人類の豊な食生活の元となってきたのもまた一つの事実である。
この彼も、今回のアカウント削除措置にめげずに今後もチャレンジ精神をもって珍食を続けて行って欲しい。ただ別にSNSに公開する必要はない。いつか人類の食の新たな地平を開く礎となる日が来たらしかるべき機関へ教えてくれればよい。
とはいえ、命は大切に!