パリコレで披露された一見普通のこのドレス、その驚きの製造方法で話題沸騰!

カルチャー

2023年春夏パリコレクションは、9月26日から10月4日にかけてフランスで開催されている。
世界が注目するこのファッションショーで9月30日、ファッションブランドの『Coperni』が披露したドレスが話題をさらっているようだ。

一見普通のこのドレス、実は“スプレー塗装”で素材をモデルに吹き付けてショー中に製造されたものなのである。

その驚きの製造風景は動画でも配信されている。

映像では、世界的モデルのベラ・ハディッドさんがランウェイ上に設置された舞台にベージュの下着だけをまとって現れる。そして、その周りを囲んだ2人の技師たちがスプレーガンを持ち、塗料のような泡のような白い液体をベラさんの美しい肢体に吹き付けてゆく。すると、みるみるうちに彼女の皮膚にまとわりついた白い塗料はドレスの形をなしてゆく。全身に塗布が完了後、肩紐部分をずらす。すると見事ドレスが完成した!

その後、華麗にランウェイを歩くベラ・ハディッドさんの様子を見ると、布のドレスと全く遜色はない。身体の動きに美しくしなやかに連動して、見事なドレープ感を形づくっている。

ファッション誌Vogueによるとこの未来的スプレー素材は、Fabrican(ファブリカン)という名称ですでに特許が取得されているという。コットンまたは合成繊維を原料としていて、缶に入った状態では液体、噴霧すると身体にピッタリと張り付く。さらに、身体から剥がして溶液に溶かすと再利用できるという夢のような素材だそうだ。

こういう素材面からのファッション革新へのアプローチは大変興味深い。
もしかしたら、将来的には服は所有せず毎日スプレーで身体にペイントすればいいのよ!という時代がやってくるのかもしれない。

参照元:fashionpoliceng.com VogueInstagram

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ひろしげ

海外渡航経験はハワイ、イギリス、ニュージーランド。大陸に憧れと恐れを抱く典型的島国の人です。趣味は大仏巡り。牛久大仏を擁する茨城県が魅力度ランキング最下位というのは納得できない。

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