1年間で約30キロの減量に成功
人は誰しも老いていくものだが、そのなかでも健康で若々しくみられたいという願望は心のどこかにあることだろう。ジムに通ったり食事制限をしたりする人も多いが、それは若い人に限らず年老いてからでも無理のない程度にできるものだ。
今回、それを証明したのは英リーズ出身のスティーブ・ラムズデンさん(60)である。
救急救命士として働くラムズデンさんは、昨年のクリスマス時期には体重が221ポンド(約100キロ) あったという。しかし、この1年間、バランスの取れた食事と適切な運動を心がけた結果、ラムズデンさんの見た目はここまで激変したのだ。
大きなお腹や年相応のたるんでしまった体型だったものの、鍛えられた筋肉でバキバキの体型になっている。現在、体重は159ポンド(約72キロ)ほどだといい、この1年間で約30キロほど減量したようだ。
運動と食事バランスを心がけ健康を取り戻す
実はラムズデンさんは高コレステロールに苦しみ、糖尿病と診断される瀬戸際だったという。高コレステロールを管理するために薬を服用していたが、昨年勤務中に背中に激しい痛みを感じたことをきっかけに、愛する家族たちともっと長く一緒にいるためには自身の生活スタイルを変える必要があると判断したそうだ。
幸運なことに息子のダンさんはジムを所有しており、そこで肉体改造計画を実践することにした。ダンさんは当時の様子をこう話している。
父は12週間の集中コースに真面目に取り組み、飲酒や良くない食べ物を断ち切り減量にも成功しました。年齢は単なる数字にしかすぎません。父の人生を好転させたことは私の人生で最大の功績です。
ラムズデンさんは救命救急士として他人の体のことばかり気にかけ、自分の体のことは後回しだったというが、60歳になった今それに気付けたことは幸運であり、今回の肉体改造は今後の人生をもっともっと豊かにしてくれることだろう。何かを始めることに遅いということはない、それを立証してくれたこのニュースは多くの人に勇気を与えてくれたに違いない。