ワールドカップ・ドイツ代表のグループリーグ敗退を知ったイングランド元代表選手達が心から嬉しそうでドン引き

カルチャー

12月2日、FIFAワールドカップ・カタール2022にて日本代表はスペインを撃破し、予選リーグを1位で突破した。その結果を受けてドイツとコスタリカ代表は敗退、ワールドカップを去る事となった。この下馬評を覆す結果は世界的に反響を呼んでいる。

そんな中、12月2日の試合終了直後Twitterに投稿されたこの動画が話題だ。その動画は元イングランド代表の2人のレジェンド選手がドイツ予選敗退の結果を聞いた際のリアクション動画。早速ご覧頂きたい。

まさに嘲笑!としか言いようのないリアクションである。『ドイツ予選敗退』の一報がここまで嬉しいとは・・・。
イギリス人の国民性やイングランドとドイツ両国の関係性について肌感覚で理解していない日本人としては、ドン引き・・と言っていいほどのリアクションである。

ちなみに、この内の2名はアラン・シアラー氏とゲイリー・リネカー氏。二人とも元代表のレジェンド選手である。最初に写るスキンヘッドの男性、アラン・シアラーは代表通算63試合30得点、1998年のフランスW杯ではキャプテンを務めチームの柱として活躍した。もう一人の奥に座る白髪の紳士ゲイリー・リネカーは、代表通算80キャップ48得点、ワールドカップ通算12試合出場10得点、現役通算333得点。20年間の現役生活通算568試合で一度もレッドカードはおろかイエローカードすらもらったことがなかったレジェンド級の名選手。Jリーグ創成期に名古屋グランパスに在籍していたことから、日本でもご存じの方も多いはず。

この嘲笑動画は、アラン・シアラー氏の公式Twitterに“ドイツがFIFAWorldCupグループステージで敗退!!!”とキャプションを付けて堂々と掲載されており、現時点ですでに270万回も再生されている。さらに、ゲイリー・リネカーは同じクリップをTwitterで共有し、次のようにキャプションを書いた。

「サッカーは単純なゲームだ。22人の男が90 分間ボールを追いかけた場合、最後には常にドイツ人が勝つと言われている。ただし、それはグループステージを突破できた場合の話だがね!!」

と、こちらも見事なまでの容赦のなさっぷりである。敗者を思いやり栄誉を称え合う、というスポーツマンシップなど微塵も感じられない。しかし、これもまたスポーツの一側面。
確かに彼らが活躍していた現役時代、ドイツ代表の強さは途轍もないものがあった。彼らの心から嬉しそうな笑顔も、その頃の恨みつらみがあってこそと考えると分からなくもない。その強さは今大会でも発揮されるもの、と世界中の多くの人が思いこんでいただけに衝撃と喜びは大きかったようだ。

他にも、元イングランド代表ガリー・ネヴィル氏も同国のスポーツ番組で、日本・スペイン戦を中継中ドイツを揶揄せずにはいられなかったようだ。番組中彼は「私が少しリラックスしているのは、ドイツが苦しんでいるからだ!」と述べた。さらにネヴィル氏は、ドイツのグループリーグ敗退ついて、次のように述べている。「ドイツが大会を去るなんて、信じられないよ!今見たものは、信じられないほど素晴らしい!!」

世界中の人々を一瞬にして愛国者に変貌させるワールドカップ。熱くなるのは当たり前のことではあるが、思いやりの心とユーモアは忘れずに楽しんでいきたいものですね!

参照元:Mirrortwitter(1)、twitter(2)

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ひろしげ

海外渡航経験はハワイ、イギリス、ニュージーランド。大陸に憧れと恐れを抱く典型的島国の人です。趣味は大仏巡り。牛久大仏を擁する茨城県が魅力度ランキング最下位というのは納得できない。

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