師も走る師走、食事の準備が追っつかずデリバリーサービスの助けを借りるという人も多くなる時期だが、事情は海外でも同じようだ。
この度、イギリスのとある警察署が行った注意喚起動画がそのシュールな内容で話題だ。
今回、注意喚起用に公開されたこの音声はイングランドの北部ヨークシャーにあるウエストヨークシャー警察が公開したもの。
警察への緊急通報用電話番号999(日本の110番に該当する)を録音したものだ。
そのやり取りは以下のとおり。
「頼んだ物が来ないの。別の住所に送られたみたいで、私のところには来ていないのよ。でねショップに電話して返金を求めたの。でも、お店は返金できないっていうの」
(警察)「そうですか。でも警察にはどうしようもない話です」
「そしたらね私、UberEatsと連絡とれなくなっちゃったのよね」
(警察)「この内容は民事ですよね。二度とこちらに電話しないでください」
そして最後、「警察への緊急通報は、なるべく生死に関わる緊急事態のみにしてほしい。そうではない電話が毎日120件は掛かってきています!」と訴えてその映像はしめくくられた。
非常に落ち着いた通報者の口調と、警察側が通報者に気圧されてしまっているような雰囲気、レトロな画像表現とが相まって、妙な可笑しさが感じられる映像に仕上がっている。
チャンネル登録者数5450人を誇る同、ウエストヨークシャー警察の公式Youtubeチャンネルには定期的にこの類の「正しくない緊急通報内容」動画が公開されており、「チーズバーガー注文したい」「コロナウィルスの検査をしてほしい」「蜘蛛が家の中にいたの」等々の困った通話内容が満載である。興味ある方は是非覗いてみてほしい。